商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山川出版社 |
発売年月日 | 2022/05/23 |
JAN | 9784634152137 |
- 書籍
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帝国の崩壊(下)
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帝国の崩壊(下)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
下巻は中世以降となっている。 その為、崩壊の要因も上巻より明確に述べられている。 個人的には【神聖ローマ帝国】【オスマン帝国】は近代の世界情勢に通じており、とても勉強になった。 最終章で上下巻を総じて崩壊のパターンをまとめているのと現代の帝国、米国、中国についても述べられているの...
下巻は中世以降となっている。 その為、崩壊の要因も上巻より明確に述べられている。 個人的には【神聖ローマ帝国】【オスマン帝国】は近代の世界情勢に通じており、とても勉強になった。 最終章で上下巻を総じて崩壊のパターンをまとめているのと現代の帝国、米国、中国についても述べられているのがとても興味深い内容だった。
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ビザンツ帝国からイギリス帝国までの中世〜近代の帝国崩壊の下巻。 このシリーズを読んで考えたのは、現代のアメリカと中国の方針。広大な領土を持つ帝国は、当然人種、宗教、文字言語が異なる集団になる。アメリカのように自由を認めることは最初はスムーズな国内管理が可能だが、いずれ個人レベルを...
ビザンツ帝国からイギリス帝国までの中世〜近代の帝国崩壊の下巻。 このシリーズを読んで考えたのは、現代のアメリカと中国の方針。広大な領土を持つ帝国は、当然人種、宗教、文字言語が異なる集団になる。アメリカのように自由を認めることは最初はスムーズな国内管理が可能だが、いずれ個人レベルをきっかけにして不満がぶつかり合うだろう。 なら、犠牲を覚悟で中国のような同化政策が正しいのか?つまるところ人間の欲得を無くして小国家が乱立する状態が一番平和なのではないか⁈そう考えると人間なんて……
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帝国崩壊のパターンは①コアを残してバラバラ②バラバラになり消滅③版図維持の3つに分かれるとのこと。とはいえ、論者によって「帝国」の定義も異なるし、アメリカは「帝国」なのか否か等「覇権国家」との区別も曖昧であり、この種の問題を議論する難しさを感じる。 ただし「帝国」の問題は現代でも...
帝国崩壊のパターンは①コアを残してバラバラ②バラバラになり消滅③版図維持の3つに分かれるとのこと。とはいえ、論者によって「帝国」の定義も異なるし、アメリカは「帝国」なのか否か等「覇権国家」との区別も曖昧であり、この種の問題を議論する難しさを感じる。 ただし「帝国」の問題は現代でも続いている。ロシアはソ連崩壊により版図や人口は減らしたものの、「陸の植民地帝国」の遺産が残っているせいでウクライナ侵攻をしたが、ロシア語を母国語とする「ロシア人」の減少により更なる崩壊の可能性を指摘。他方で中国は一帯一路による「陸のシルクロード」のみならず「海のシルクロード」まで手を伸ばしているのは歴史上初めてとの指摘もあり、現在の両国の動きを歴史に照らし合わせながら考えていく必要性を認識。
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