商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/05/27 |
JAN | 9784049144291 |
- コミック
- KADOKAWA
私を喰べたい、ひとでなし(4)
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私を喰べたい、ひとでなし(4)
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比名子と汐莉は偶然の出会いによって結びついた関係とこれまで思っていたけど、実際は違った……?ていうか、第一巻で描かれた二人の出会いをよくよく読み返してみれば、違和感を覚える点が幾つも…… なら汐莉の優しい言葉にも獲物が美味しくなるまで守りたいといった思惑の他を見出しそうになるが、...
比名子と汐莉は偶然の出会いによって結びついた関係とこれまで思っていたけど、実際は違った……?ていうか、第一巻で描かれた二人の出会いをよくよく読み返してみれば、違和感を覚える点が幾つも…… なら汐莉の優しい言葉にも獲物が美味しくなるまで守りたいといった思惑の他を見出しそうになるが、それでも汐莉の言葉に比名子が救われているのは事実なんだよなぁ……。あまりに痛ましい比名子の傷を見てもそれに頓着しなかった汐莉の言葉は比名子に幾許かの安らぎを与えている。比名子はいずれ自分を食べてしまうかもしれない相手に心を許してしまっている そうなるように差し向けたか、或いはそうなる事態を許容した汐莉の思惑とは……? そうして比名子と汐莉の距離が近づいているから、比名子と美胡の間にも汐莉が入り込むようになる。まあ、汐莉と美胡に仲良くなって欲しいとの比名子の想いが入り込んでいる気がしないでもないけど それは当然ながら美胡と汐莉が近づく事態も招く。二人は妖怪として真逆の在り方をしているわけだけど、だからこそ互いの「らしくない」姿が見えてしまうのか 汐莉が突き付ける美胡の矛盾と限界、美胡が感じ取る汐莉の嘘偽りの言葉 美胡から見える汐莉の違和感はそのまま読者へとダイレクトに伝わってくるもの。自然と汐莉への疑いが濃くなる。そのタイミングで比名子から汐莉との友人関係を望む言葉が出てくるのは少し驚きだし、それを素気無く否定してみせた汐莉の言動は妖怪じみているけど、一方で唐突に妖怪らしさを出し過ぎているとも感じてしまったが…… 野良妖怪によって示される比名子の様々は物語の分岐点になりそうな 自分を死なせてくれるなら相手は選ばなかった筈の比名子があやめの攻撃は避けた。それは汐莉に殺されたいとの望みかそれとも死にたくないとの想いの発露か…… そしてもう一つの事実が本当に衝撃的 過去に血を貰っていた。あの日出会っていた。そして、あの事故から比名子の体質が変わった。これらの事実を結びつけるとこれまでの物語がひっくり返りそうな真実が飛び出てくるような寒気が…… そういった心境で読み終わったからこそ、おまけ漫画の気の抜けた感じに結構笑ってしまったよ!
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