ひみつのさくせん

ニコロ・カロッツィ(著者), 橋本あゆみ(訳者)

• 販売会社／発売会社: 化学同人
• 発売年月日: 2022/05/14
• JAN: 9784759822557

商品レビュー

2024/10/25

色鉛筆でしょうか、デリケートな色彩の可愛くて美しい絵本です。何処かのお屋敷らしき一室で飼われている、まん丸水槽の金魚と、白茶のねずみが友だちになります。楽しそうな2匹の姿の可愛いことと言ったら！　そこに現れたのは3匹の黒猫！　この猫ちゃんたちがまた可愛い！　でも、こいつらは金魚とねずみのどちらにとっても天敵！　そこで、ねずみは仲間たちと「むちゃ　だって　ゆうきを　だして　つきすすむ」というわけです。ラストの金魚も誇らしげです。

2024/02/17

図書館本。次女に借りた絵本を長女がもれなく読むシリーズ。以前に読んだ「アームストロング　宙飛ぶネズミの大冒険」に似てるね、との長女談。確かにスリルに見せるところが通ずるところがあるかな。

2024/02/10

ねずみはきんぎょと大の仲良し、いつも一緒に遊んでいた。ところがある日猫3匹がきんぎょに忍び寄る。
ねずみは猫たちの気を逸らせ、眠らせることに成功したが、目を覚まされてはいけない。そこでねずみは仲間たちの手を借り、勇気を出して作戦を決行する。
友だちを助けるネズミの勇気と協力を描いた絵本。

*******　ここからはネタバレ　*******

絵はとってもきれい。特に金魚鉢の描き方はすばらしいと思います。
でも、お話にはがっかりしました。

「ひみつのさくせん」というタイトルからどんな秘密かと期待したのが良くなかったのかも知れません。
原題は「BRAVE AS A MOUSE」。こっちの方がしっくりします。
「むちゃだって　ゆうきをだして　つきすすむ」の繰り返しはそのためと思われます。

ねずみは金魚を危険から救って満足かもしれませんが、きんぎょは飼い主から離されて、いきなり野生環境に飛び込まされて、本当にいいのでしょうか???
この辺りにも納得できない感情が渦巻きます。

絵がきれいなだけに残念な作品です。