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偏愛執事の悪魔ルポ 講談社タイガ
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偏愛執事の悪魔ルポ 講談社タイガ

綾里けいし(著者)

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偏愛執事の悪魔ルポ 講談社タイガ

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/05/13
JAN 9784065280119

偏愛執事の悪魔ルポ

¥748

商品レビュー

3.2

5件のお客様レビュー

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2023/02/07

執事の夜助は悪魔でもある。彼の主人は天使のような春風琴音お嬢様。天使過ぎてリアル天使に候補の主人だが、彼女には周りを巻き込んでしまう厄介な体質があった。 完全に作者のやりたい放題に好きなことを書いたのでツッコミ所だらけだった。そしていろいろな設定が滅茶苦茶過ぎて個人的にはついてい...

執事の夜助は悪魔でもある。彼の主人は天使のような春風琴音お嬢様。天使過ぎてリアル天使に候補の主人だが、彼女には周りを巻き込んでしまう厄介な体質があった。 完全に作者のやりたい放題に好きなことを書いたのでツッコミ所だらけだった。そしていろいろな設定が滅茶苦茶過ぎて個人的にはついていけなかった。まず、ご主人様の犯罪被災体質だが犯罪に巻き込まれる、もしくは誘発してしまうとのこと。それが読んでいるとご主人様が犯罪を発生させているように感じる。自分で発生させて自分で解決する自作自演で周りや夜助の反応を楽しんでる悪魔にしか思えなかった。 そして夜助が気持ち悪い。この作品があくまでコメディなのは分かるがそれでも笑えるを通り越してないわ~が圧倒的に勝った。 綾里けいしが様々な気持ち悪いを表現出来るのは理解していたつもりだが、これは個人的にはない。

Posted by ブクログ

2022/09/22

天使になれる可能性を秘めたお嬢様を悪堕ちさせたい悪魔な執事の、お嬢様オタク悪魔による過激派推し語り観察日記的なギャグ小説 ダメ悪魔夜助がお嬢様に萌えつつ、手玉に取られている様子が微笑ましい

Posted by ブクログ

2022/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私、佐山夜助は執事である。そして、仕える主、春風琴音様は大層素晴らしい方だ。どう素晴らしいかと聞かれればこの世の言葉では表せない程素晴らしい。どんな文学者の言葉をもっても表しきれないのだ。 一言でいうならば尊いのである。 *** 久しぶりにやばい小説を読んでしまった。ここでいうやばいは当然誉め言葉であるのだが、本当になんというか、やばい小説だった。正直、怪奇幻想読者クラブのタグを使うべきか否かを悩んだ一作であるが、裏のあらすじに(ラブコメとつくが)ミステリーと書いてあるし、謎解き要素もあるし、読んだ結果、ミステリーだったと思うのでこちらのタグをやはり使わせていただいた。 大雑把なあらすじとしては、犯罪に巻き込まれやすい、あるいは犯罪を犯さんと企んでいる人間を触発する体質『犯罪被災体質』である、お嬢様春風琴音と、それを近くで支える執事、夜助の物語である。 それだけ聞くと、事件によく巻き込まれるお嬢様が執事と共に卓越した頭脳で推理をして、華麗に事件を解決する話(コナン君かな?)だと思われるだろうが、ところがどっこいだ。犯罪によく巻き込まれるのはともかくとして、彼女がするのは華麗な推理で、あなたが犯人です!ではない。事件を解決することは解決するのだが、解決……?という感じ。 解決というよりは分解しているという印象。そもそも犯人を悪人としてとらえず、説得、あるいは犯罪として取り上げられなさそうな方向に誘導して、事件なんて初めから無かったんや!!とでもいう様に超強引理論で話をまとめてしまう。第一話目からそんな感じで、ミステリーとはいったい。 完全にコメディが勝っている。 そして、このお嬢様もなかなかすごいのだが、もっとすごかったのはこのお嬢様を支えている執事、夜助だ。この執事、お嬢様を敬愛し、敬い、慕い……まあとにかくすごい。タイトルにもある様に、偏愛の極みであるが、偏愛というより変態ですよね。 その夜助の一人称視点で話が進んでいくので、何度もお嬢様について書かれており、いかに素晴らしいかというのがこれでもかという程書き上げられている。いっそここまで振り切ると、逆にすがすがしいです。夜助が語っている間も、始終様々な小説や映画や漫画からネタを引っ張ってきていて、ネタが渋滞していた。でも不思議とくどいと思わなかった。 たださすがに○○で執事ですから、と言い出した時はえっ、これなんて〇執事と思ったものである。とにかく、これは笑いながら読むミステリー?小説であることは間違いない。そのまま、コメディとネタを全部ぶっぱなしたまま終わるのかと思ったが、終わりは少しシリアスチック。それでも笑えるけど。 エピローグであるお嬢様視点からの夜助との出会いの章はちょっと胸を打たれた。 この作品は続きが出そうな終わり方だが、果たして出るだろうか。

Posted by ブクログ

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