必ずしも、「写真の中に常に自分がいるべき」とは思いません。自分の感受性が視覚化された写真、事実を忠実に写した写真。その両方が存在して然るべきだと思います。夢無子さんのこの写真集は、前者の「写真の中に常に自分がいる」ものだと思いました。どの写真にも、視覚では捉えられない夢無子さんの影を感じます。行く先の生活に入り込んでも、無理に次の旅との脈絡を持たせていない潔さが爽快です。今後の読み返しは、夜ではなく、交感神経の動きが活発な日中にしたいと思います(;'∀')

Posted by ブクログ

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