商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 書肆侃侃房 |
発売年月日 | 2022/04/18 |
JAN | 9784863855137 |
- 書籍
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カルチャーセンター
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カルチャーセンター
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
⚫︎受け取ったメッセージ 「カルチャーセンター」は「万華鏡」である ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 松波太郎はそこにいた。 カルチャーセンターで共に過ごしたニシハラくんの未発表小説『万華鏡』が収録され、作家や編集者たちから寄せられたコメントに、松波太郎の説明責任までもが生じてくる文章と空白の連なり……松波太郎は、ニシハラくんに語りかける。「どうかな? これは何だろう? 小説なのかな?」 ⚫︎感想 すごい小説だった。 まず「タイトル」の「カルチャーセンター」には、さまざまなバックグラウンドの人々が一ヶ所に集まる。その時点で「万華鏡」を思わせる。 松波太郎さん自身が登場し、西原康晃さんの未発表作である「万華鏡」を内包した小説…という体のメタ構造小説なのかなと思い読み進めていくと、後半にはこの「カルチャーセンター」と「万華鏡」の書評が現小説家や編集者らによって書かれている。それを読んでいくと、あれ?これは本当の話なのか?となり、ググってみたら、実際に「万華鏡」は西原さんによる創作であり、ほとんどが本当のことなのかとわかってきた。 「万華鏡」と名付けられた西原さんの作品は、万華鏡のように一人の女を色々な角度から語る、その語り手もまた彼女の一部であり…という構造。さらに多くの書評があることで多角的に「万華鏡」を照らしている。日の目を見ることのなかった作品が、こうしていろいろな人の目に触れている。そしてそれを包むその作品を内包した「カルチャーセンター」自体がもう一回り大きい万華鏡となり、その大きな万華鏡を見るのが、読者の私たちだ。なんてすごい試みなんだろう。「カルチャーセンター」は「万華鏡」本である。
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理解に難かったり、メタかと思えば超絶リアルだったりで、展開というよりも時系列を追う苦しさでニシハラの死と彼の描いた「万華鏡」で、私と彼女とその他の人格と周りの人々と事件を追体験した上でさらに作者の「カルチャーセンター」がそれを内包し、いつの間にか書評に入ってしめ括りにまで到達。こ...
理解に難かったり、メタかと思えば超絶リアルだったりで、展開というよりも時系列を追う苦しさでニシハラの死と彼の描いた「万華鏡」で、私と彼女とその他の人格と周りの人々と事件を追体験した上でさらに作者の「カルチャーセンター」がそれを内包し、いつの間にか書評に入ってしめ括りにまで到達。こんな本は読んだことないが、かなり複雑でマニアックなものに触れて興味深かった。
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すみません、正直よくわからなかったです。どこまでがフィクションなのか脳を揺さぶられる感じは嫌いではないですが、別にそこまで目新しいものでもないし。。 こういうのがいわゆる「文学」なんでしょうか?途中何度も放り出しそうになりました。 もしかしたら面白いのかもしれないけど自分にはそれ...
すみません、正直よくわからなかったです。どこまでがフィクションなのか脳を揺さぶられる感じは嫌いではないですが、別にそこまで目新しいものでもないし。。 こういうのがいわゆる「文学」なんでしょうか?途中何度も放り出しそうになりました。 もしかしたら面白いのかもしれないけど自分にはそれを見いだすことができませんでした。残念。
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