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イライラ・怒りをとる技術 自衛隊メンタル教官が教える 朝日新書859
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イライラ・怒りをとる技術 自衛隊メンタル教官が教える 朝日新書859

下園壮太(著者)

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イライラ・怒りをとる技術 自衛隊メンタル教官が教える 朝日新書859

891

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2022/04/13
JAN 9784022951700

イライラ・怒りをとる技術

¥891

商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/03/10

SNSでみつけて即手に取った。私を含め読者の9割はイライラや怒りで具体的なトラブルや問題を経験している人間だろう。本書はそういった読者を強く意識しており、随所に「怒ってもあなたは悪くない」というメッセージが繰り返されている。 ちなみに本書の全体の7割くらいは、怒りは疲れのせい、だ...

SNSでみつけて即手に取った。私を含め読者の9割はイライラや怒りで具体的なトラブルや問題を経験している人間だろう。本書はそういった読者を強く意識しており、随所に「怒ってもあなたは悪くない」というメッセージが繰り返されている。 ちなみに本書の全体の7割くらいは、怒りは疲れのせい、だから休め、という内容。元も子もないようにも感じるが、自分自身の経験と照らし合わせても一致する。継続的に仕事が忙しく寝不足が続く、当日も空腹だったり仕事で嫌な思いをした、この先もこの仕事量が落ち着く見込みが立たない、怒りが我慢できないのは大体そういう過去未来現在の悪い要素が重なった時だ。 その他のコンテンツとしては、怒りそうな時の対処法、怒った後の対処法がいくつかずつ。周りの怒ってる人とどう付き合うかや、親子関係についてもわずかにページを割いているが本書の内容をより具体的に解説したものなので割愛。 怒りそうな時の対処は基本的に逃げろ離れろ。本書を読んで目から鱗だったのは3点、その内の一つが「怒ってる状態から我慢は無理、アンガーマネジメントも無駄」と断言したこと。アンガーマネジメントは起こる前のプチイライラを抑えるだけにしか使えない、だから怒った状態になったらもうその場で収めるのは無理。せめて何か(他人や自分の評価)を傷付けたりする前にその場から離れろと。経験上、怒り心頭、大声で捲し立てている最中に「深呼吸!7つ数えろ!」と外野から宥められたところで聞く耳持てないが、それが普通だと。 怒った後の対処については具体的な取組みがいくつか紹介されている。その内の脳内口論シミュレーションは自分も中学生くらいから自然と実践していた。怒る自分を責める前に、相手の落ち度をとことんまで追求し、自分の正当性を確保する、自分を守ることは大事。自分の立場が正しいと自分自身を納得させ、立場が上と思えたら初めて相手の言い分を聞く余裕が生まれる。目から鱗2つ目は、このステップでは相手をボッコボコにした方がいいということ。陰口叩いて味方をつくり、いかに相手が卑劣だったか広げて自分の正当性を既成事実化する。もちろん相手や範囲は選ぶ必要があるが、あくまで自分を責めないことを最重要としている。筆者のカウンセラーとしての立場上のこともあるが、クライアント第一でクライアントに正論を突き付けても意味がないからこその方法論でもあるはず。とにかく実践する側にとって随分と気が楽になる方針。 目から鱗3つ目は、回復まで年単位で時間がかかっても普通ということ。自分自身、高校時代のトラウマが解決したのは15年ほど経ってから。それまで年に1度程度当時の夢を見続けて、これは一生引きずるのかと不安になったがある日の夢で突然(自分の中で)解決した。筆者もあるストレスから復帰するのに1年ほどかかったという。 最後に、本書はストレスとの付き合いについて知識だけでは意味がなく練習実践が必要としている。ざっくり言えば人生経験だと。何となく程度にはいまよりマシになるような気持ちになれた。

Posted by ブクログ

2023/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

疲れをとる。睡眠の質改善、いつもより1時間長く眠る、充電系の休み方。自信、物事ができる、体や能力生き方への信頼、仲間居場所に分ける。兎も角参っているときは休む、睡眠(薬?)。怒りを外に出さない、距離を離す、その場を離れる、定型化したゆっくりとした呼吸、体を動かす。疲労のケアに酒を使わない体を動かす。敵の悪意と出方の想像創造、防御反撃シミュレーション、監視体制の確立、愚痴と味方工作。ここまでが直後とその日のうち。その後思い出してノートに書き出し、モデル化。早めの謝罪、対処イメージの鮮明化、総括物語化、自分の規範を緩める、経緯分析。のルーチン。

Posted by ブクログ

2022/12/30

■人類の歴史は400万年とも言われているが、人類の歴史を1月1日から始まる1年に例えると、人類最古の土器が使われた1万6500年前が12月31日の夜の9時過ぎ頃の話になる。四大文明が生まれた5000年前は夜11時。電気が発明され夜も活発に活動できるようになったのは夜11時30分。...

■人類の歴史は400万年とも言われているが、人類の歴史を1月1日から始まる1年に例えると、人類最古の土器が使われた1万6500年前が12月31日の夜の9時過ぎ頃の話になる。四大文明が生まれた5000年前は夜11時。電気が発明され夜も活発に活動できるようになったのは夜11時30分。インターネットが発明されたのは年が変わる20秒前のこと。  つまり私たちの無意識には、このように長い原始時代を生き延びるためのプログラムがしっかり刻み込まれており、それは、ほんの短い現代社会という環境ではまだ修正されてされていない。  今は基本的に、猛獣に襲われることも、夏の暑さ、冬の寒さで死ぬことも少なくコンビニに行けば簡単に食べ物が手に入る時代。にもかかわらず「感情」は原始人時代と同じように働くので現代では過剰な働きになってしまう。  文明社会では感情の本来の働きより、その副作用の方が目立つようになってしまっている。怒りをはじめ、不安や悲しみ、妬みなども、副作用の印象が強くなり、いわゆる「ネガティブ感情」として嫌われてしまっている。 ■地震とは予想される刺激に対し、「今の自分で何とかなる」と感じられる状態のこと。自信のある人は怒りにくい。 ①物事が「できる」自信 ②健康や身体機能の自信 ③仲間がいるという自信 ■人間は理性と感情で動くが、疲れてくると「感情」に乗っ取られる。 ■原始人モードで考えれば、子供たちに最初に教えるべきは「怖い動物が来たら逃げろ」だ。これからの時代は、自立、自己責任の時代。言い換えると一人で戦わなければならない時代。しかも、今まで通用してきたスキルが効かないぐらい変化が激しい。どんな強敵や環境の変化が子供の未来に待ち構えているかわからない。  仕事でも頑張って続けなければ大成しない時代なら、続けることに意味があったが、これからは転職も当たり前の時代。ただ続けることだけにこだわると、ブラック企業から逃げ遅れる。  そんな時代を生きる今の子供たちにまず教えるべきは、①逃げること、②助けを求めること、③できないと言うことの3点。この3点を教えた上で条件が揃ったよい環境ならば、少し頑張ることを教えるくらいがちょうど良い。「頑張る」はエネルギーを使うこと。条件が悪いなら、そもそも動かないか、全力で逃げる方が生き物として生存率は高くなる。

Posted by ブクログ

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