商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 代わりに読む人 |
発売年月日 | 2022/04/08 |
JAN | 9784991074349 |
- 書籍
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アドルムコ会全史
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アドルムコ会全史
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
短編集である。標題作が一番面白い。 幼女戦記的な会社員による異世界転生物な話も、この作者にかかればこんな話の展開になる。 塚原は学生時代にインチキ宗教を始めたが、それは後にアドルムコ会として大学の友人だった久我山がアドルムコ会として実在させていた。 兎に角全編に渡り佐川ワールド全...
短編集である。標題作が一番面白い。 幼女戦記的な会社員による異世界転生物な話も、この作者にかかればこんな話の展開になる。 塚原は学生時代にインチキ宗教を始めたが、それは後にアドルムコ会として大学の友人だった久我山がアドルムコ会として実在させていた。 兎に角全編に渡り佐川ワールド全開であるが、読後感は異なる。なんというか元気になるというか、やる気が出るというか、不思議と爽やかだ、こんな話なのに・・・
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エロ、グロ、ナンセンス。 社会、組織に対する違和感、諦念。 「舞踏会」にも散りばめられた要素が、この作品にもしっかりあって素晴らしい。 しかし、登場人物が多すぎたりして、少し散漫、冗長かと。 「生きづらい人に手を差し伸べる」ような作品を作ろうとしている、という旨の佐川さんの文章...
エロ、グロ、ナンセンス。 社会、組織に対する違和感、諦念。 「舞踏会」にも散りばめられた要素が、この作品にもしっかりあって素晴らしい。 しかし、登場人物が多すぎたりして、少し散漫、冗長かと。 「生きづらい人に手を差し伸べる」ような作品を作ろうとしている、という旨の佐川さんの文章を見たけど、まぁそれには一定の貢献ができているような気もします。 帯は吉村萬壱さん。 「顰蹙必至の不謹慎小説集」 「世界の本膣を射抜く」とか。 萬一さん、また面白いもの書いてくれないかな。
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私はやっぱり、佐川恭一が好きだ。 話の内容に関してはストーリーがどうだとか、オチがどうだとか、そのあたりは、もう、どうでも良い。ただひたすら、その世界に居心地が良い。 一見ただ、ふざけているのかと錯覚しそうな、しょうもない卑猥な件も、作者渾身の右ストレート、はたまた、魂の叫びかと...
私はやっぱり、佐川恭一が好きだ。 話の内容に関してはストーリーがどうだとか、オチがどうだとか、そのあたりは、もう、どうでも良い。ただひたすら、その世界に居心地が良い。 一見ただ、ふざけているのかと錯覚しそうな、しょうもない卑猥な件も、作者渾身の右ストレート、はたまた、魂の叫びかと 受け取ってしまう。 危険思想とも、取られてしまいそうなタブーに踏み込んだ表現も、多くの哲学的思考も、作者のまっとうな人生観に裏付けられた感覚に作者の人間性の正しさを感じてしまう。佐川恭一と言うレジスタンスをこれからも追い続けたい。 そして、佐川恭一にシンクロし、自分自身を見い出すという読書体験を、また味わいたい。
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