商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2022/03/29 |
JAN | 9784642043472 |
- 書籍
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近世感染症の生活史
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近世感染症の生活史
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梅毒やハンセン病などの疾患に対して、昔の日本人がどの様に向き合い、どのような理解をしていたのかを当時の資料から読み解いた論考集。 たとえば、梅毒は中世のルイス・フロイスは日本人は梅毒にかかることを恥じないと記録した一方、江戸時代になると遊び人の病として恥ずべきものという認識が広ま...
梅毒やハンセン病などの疾患に対して、昔の日本人がどの様に向き合い、どのような理解をしていたのかを当時の資料から読み解いた論考集。 たとえば、梅毒は中世のルイス・フロイスは日本人は梅毒にかかることを恥じないと記録した一方、江戸時代になると遊び人の病として恥ずべきものという認識が広まっていきます。 この認識の変化が何故起きたのかを、当時の医学書などから読み解いていきます。 タイトルにジェンダーと書かれていますが、本書ではそうした要素は必ずしも多くなく、また記載内容も社会学系の書籍にありがちなイデオロギー先行のものではなく、きちんと資料に基づいているため大変信用ができるものです。 この本は、著者が過去に別の書籍や論文集に発表した内容をまとめたものが多く、日本医学史に関心のある人であれば、もしかしたら読んだことのある内容かもしれません。 【こんな人におすすめ】 日本の医学に関する文化に興味がある
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江戸時代にコレラや天然痘等の感染症にどんなまなざしを注いでいたのか?の文献研究や文化資産の考察。 ちょっと単調なので、読了せずに図書館に返却することにする。
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序章 「須佐之男命厄神退治之図」(葛飾北斎画)の世界/Ⅰ 慢性感染症(黴毒(梅毒)―性感染症をめぐるディスクール〈「大風に類する」病/黴毒の広がりと警戒/黴毒への羞恥/病原としての下層社会と遊廓〉/労瘵(結核)―「恋の病」考〈はじめに―「恋の病」という言説/明清医学の導入/医学書...
序章 「須佐之男命厄神退治之図」(葛飾北斎画)の世界/Ⅰ 慢性感染症(黴毒(梅毒)―性感染症をめぐるディスクール〈「大風に類する」病/黴毒の広がりと警戒/黴毒への羞恥/病原としての下層社会と遊廓〉/労瘵(結核)―「恋の病」考〈はじめに―「恋の病」という言説/明清医学の導入/医学書の中のジェンダー/心を病む人々/文芸史料の中の労瘵〉/「癩」―「家筋」とされた病〈中世から近世への転換/病者の特定化―一七世紀後半/「悪血」の排出―一八世紀以降〉/Ⅱ 急性感染症(流行り風邪(インフルエンザ)―江戸の町の疫病対策〈医学史からみた流行り風邪/流行り風邪の通称と背景/疫病対策の転換〉/麻疹―情報氾濫が生む社会不安〈麻疹養生法の広がり―享和三年(一八〇三)/麻疹がもたらす特需―文政六年(一八二三)/文久二年(一八六二)の流行)以下細目略/疱瘡(天然痘)―共生から予防へ/コレラ―新興輸入感染症の脅威
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