1,800円以上の注文で送料無料

勿忘草の咲く町で 安曇野診療記 角川文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-05

勿忘草の咲く町で 安曇野診療記 角川文庫

夏川草介(著者)

追加する に追加する

勿忘草の咲く町で 安曇野診療記 角川文庫

792

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/03/23
JAN 9784041123461

勿忘草の咲く町で

¥792

商品レビュー

4.4

55件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく綺麗な文章で読みやすかったです! 郊外での高齢者医療。 現実的な判断や親族との関わり方等、よくある医療系小説とは少し違った部分も より色濃く描かれています。 リアルですが人間の脆さも強く印象に残りました。 実際の医療現場を見てきた人間にしか描けない物語だと感じます。 とある先生の特性上 患者さんを看取るシーンも多く、人間の最後ってこんなに呆気ないんだなと思う瞬間も。 主人公は看護師と研修医の2人。 看護師ちゃんはさっぱりした性格でいいですね!! 研修医さんは少し風変わりですが、優しくて強い。 2人とも強さと優しさ、そして物事に立ち向かう勇気を持っていて、読んでいる私まで元気づけられました。 物語が進むにつれて少しずつ、かと言ってダラダラしすぎない絶妙なスピード感で2人の距離が近づくのも、読んでいて気持ちが良かったです! 物語の各所に散りばめられたお花の名前。 その度に綺麗な花々が頭に浮かび、癒されます。 澄んだ空気を吸っている気分。 読んだあとはとても清々しい気持ちになりました! ほぼ全員、読み終わって直ぐに花言葉調べることになると思います!!笑

Posted by ブクログ

2025/01/29

地方の病院で働く中堅看護師と研修医をとりまく高齢者医療にまつわるお話。 それぞれの患者に向き合う医者の価値観に翻弄されながら、自分の意見をしっかり伝える桂がなかなかかっこいい。 一見乱暴に思える価値観が意外と日本の高齢医療のシステムに一石を投じていたり、 なかなか重いテーマでした...

地方の病院で働く中堅看護師と研修医をとりまく高齢者医療にまつわるお話。 それぞれの患者に向き合う医者の価値観に翻弄されながら、自分の意見をしっかり伝える桂がなかなかかっこいい。 一見乱暴に思える価値観が意外と日本の高齢医療のシステムに一石を投じていたり、 なかなか重いテーマでしたが、 花を愛する一見風変わりな研修医桂と仕事のデキる美琴の爽やかな恋模様が私を癒やしてくれました。

Posted by ブクログ

2024/12/01

病院の話なので、”神様のカルテ”のスピンオフ的な感じがしてしまいました。 高齢者医療というか、人の寿命や命の終わり方について、考えさせられる話でした。 すぐ側まで来ている自分の身につまされる思いです。 安曇野の美しい自然が見えるようで、行きたくなりますね。

Posted by ブクログ