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成瀬巳喜男演出術 新版 役者が語る演技の現場 ワイズ出版映画文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ワイズ出版 |
発売年月日 | 2022/03/24 |
JAN | 9784898303436 |
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成瀬巳喜男演出術 新版
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旧作邦画を勉強中なので、 手に取ってみました。 今どき、映画界のパワハラ問題が良く沸き起こってますが、昔の監督なのに、その辺りの態度とか一切無縁の監督だったんですね。 出演者のインタビューどれを読んでも、物静か、怒鳴っている所は見たことがない。撮影も9-5時で大体終わる。とい...
旧作邦画を勉強中なので、 手に取ってみました。 今どき、映画界のパワハラ問題が良く沸き起こってますが、昔の監督なのに、その辺りの態度とか一切無縁の監督だったんですね。 出演者のインタビューどれを読んでも、物静か、怒鳴っている所は見たことがない。撮影も9-5時で大体終わる。という言葉が出てくるので、態度に一貫があったのが良くわかります。 同じ東宝の監督でも黒澤明とは正反対だったそう。 昭和時代の映画界って、勝手イメージだと、人権無視的な印象持ってたので。勿論、監督によってかなりカラーが違うのは、重々承知のうえですが。 巨匠は、現場もちゃんとハラスメントと無縁だったんだな。というのが読んでいて、新鮮に感じました。 映画界に入ったのは、映画が好きとかじゃなくて偶然とか、奥様でも、監督の身内の事殆ど知らない。という割と波瀾万丈な半生を感じさせる経歴とは知らなかった。 一見、押しが強くない性格な部分に好印象を持ってしまった。 それと、撮影裏話的な物で印象に残ったものは、 浮雲のラストの屋久島は、ロケ嫌いだったから伊豆で撮ってたという話。中々衝撃でした。 また、めしの時は、猫が苦手な原節子が頑張ったとかいうのもプロ根性だなと思いました。 収録されていた対談集で、監督が「人間が途端に変わったわけじゃないんです。条件が変わっただけで、結局考えてることは同じだと思うんです」と言ってた部分が印象的。 死後、半世紀医女経過しても、評価が揺るぎないけど、存命当時はインタビューでも、色々迷いが生じてる部分がよく分かる。評価とか価値観なんて、時代や風俗によって、如何にも変わっていくという部分。現代でも通じるな。
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