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北朝鮮帰国事業の政治学 在日朝鮮人大量帰国の要因を探る
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北朝鮮帰国事業の政治学 在日朝鮮人大量帰国の要因を探る

松浦正伸(著者)

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北朝鮮帰国事業の政治学 在日朝鮮人大量帰国の要因を探る

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2022/03/03
JAN 9784750353340

北朝鮮帰国事業の政治学

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2022/05/05

2022年発行。1959年から84年にかけて行われた「帰国事業」に関心があって購入したもの。 これまで「帰国事業」に関する証言はそれなりに多くあったといえる。総連関係者として実際に帰国事業を推し進めた者、協力者として運動に関わった進歩・左翼の日本人、それ以外にも在日朝鮮人による...

2022年発行。1959年から84年にかけて行われた「帰国事業」に関心があって購入したもの。 これまで「帰国事業」に関する証言はそれなりに多くあったといえる。総連関係者として実際に帰国事業を推し進めた者、協力者として運動に関わった進歩・左翼の日本人、それ以外にも在日朝鮮人による本も出版されている。それらでは、どのように運動が進められたのか、そこにどれほど北朝鮮当局の意図があったのかということについては論じられている。 しかし本書では、なぜ急にあんなにも多くの在日朝鮮人が北朝鮮に「帰国」したのかということについて、その現象をもたらした原因と過程を一つ一つ丁寧に解き明かしている。 確かにそうだ。 多くは南半部を故郷とする在日朝鮮人らが、そして考え方も生活のレベルも違う人々が一様に北朝鮮に渡ったのか。北朝鮮当局や総連が呼び掛けたからといって、「愛国心」が薄く、政治に特に関心のない一般の在日朝鮮人が大挙北朝鮮に渡るということは考えづらい。 本書では総連の働きとその変化、訪朝した議員など日本人による「ロビー」の存在、北朝鮮当局の指示の下で在日朝鮮人らに施された「愛国主義教育」など様々な観点から帰国の原因を分析。 読者である私の知識不足や能力不足により、十分に頭に入らない点は多々あったが、関連の本や論文をさらに読み進めた後、再読をすることで理解が深められるであろう本である。

Posted by ブクログ

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