商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/02/22 |
JAN | 9784041120545 |
- 書籍
- 文庫
甘夏とオリオン
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甘夏とオリオン
¥792
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
大阪落語の世界に飛び込んだ甘夏は師匠に失踪されてしまい兄弟子と一緒に師匠を探しつつ落語に奮闘する。一生懸命な甘夏を応援してくれる人もいるが、女に落語は出来ないと誹謗する人もいる。途中までは話がもたつくが落語会を開いたあたりからの流れは大阪落語モリモリで楽しい。〝師匠、死んじゃった...
大阪落語の世界に飛び込んだ甘夏は師匠に失踪されてしまい兄弟子と一緒に師匠を探しつつ落語に奮闘する。一生懸命な甘夏を応援してくれる人もいるが、女に落語は出来ないと誹謗する人もいる。途中までは話がもたつくが落語会を開いたあたりからの流れは大阪落語モリモリで楽しい。〝師匠、死んじゃったかもしれない寄席〟には笑った。残念ながら終盤になってまた話がグダグダになる。特に若夏の身の上話には興醒め。師匠の失踪行為の理由もきちんと説明されないし、取って付けたような結末も物足りなく思った。大阪落語に興味を持てただけに残念だった。
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落語好きなので楽しめたし、新たな見方も出来て面白かったので、ほぼ一気読み。ただ凄い魅力的な師匠の行方が気になりながら、突然のエピローグが個人的には残念だった。水俣病の話はちょっと無理に詰め込んだ感がある。
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友に選書してもらった本。 噺家の舞台裏、女性の甘夏が男性の多い伝統芸能の世界に飛び込むことの難しさ、今まで触れて来なかった落語の世界のかけらを知ることが出来た。 何より噺ひとつひとつがとても奥深く、面白くて! 「知らんことは恥やと思う心を持て。世界は、そこから広がるんや。」 ...
友に選書してもらった本。 噺家の舞台裏、女性の甘夏が男性の多い伝統芸能の世界に飛び込むことの難しさ、今まで触れて来なかった落語の世界のかけらを知ることが出来た。 何より噺ひとつひとつがとても奥深く、面白くて! 「知らんことは恥やと思う心を持て。世界は、そこから広がるんや。」 失踪してしまった師匠が甘夏にかけた言葉。 ちょうど似たような事を考えてモヤモヤしていたタイミングだったので心にストンと落ちてきた。 落語を観に行ってみたい。またわたしの中で今まで知らなかった世界が広がるかもしれない!
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