商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2022/02/18 |
JAN | 9784299026866 |
- 書籍
- 文庫
彼女は二度、殺される
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彼女は二度、殺される
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
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タイトルの意味が最後黒緒に重なるの良かった。 白夜が自殺未遂か誰かを殺したっぽい語りと、実際にククリをするシーンが出てこないところから黒緒の方が式鬼説ってのはちょっと予想してた。 野良ククリ師が夫婦をくくったって話から想像できるのが義純夫妻だけだったので、えなこが真珠の一部と凶器隠したんだろうなってのも黒緒のバッグ発言から予想。でも凶器無理じゃね?とは思ってたけどそこはまあ。 予想できたのはそこ二つだけ。 その他、絶対に無理って状況から段々とこれなら…という方向に事件が開けていくのが良かった。 えみりこちゃんの、幽霊がやったんか?ぐらい無理な状況だったけど睡眠薬で隣に寝てた母親が気づかないって方法かー、とか屋敷の鍵のすり替えとか。 あと救急車の音とか。 あるはずのものが無いって証明の仕方かっこいいなー。 陰湿で皮肉の効いたミステリー。 あの屋敷の人間は老若男女問わず終わっているので事件が解決したところでって気もするけど、メインキャラクターは皆魅力的だった。 黒緒が死んだふりするとことか好き。 今考えれば五木が黒緒を好きなのは死体だからってのもあるのか。 事件が進みながら白夜と黒緒の過去に触れていくのも良かった。 黒緒の優しさ。死体は物なんですよって強く言ったり、白夜が自分達を同じ人間扱いするのを嗜めてた意味が反転して切ない。 『ああいう意味だったんだ』と後から納得する伏線がたくさんあって面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「二度殺される」という言葉から一度目は肉体的な死、二度目は世界から忘れられる存在的な死のことかと思ったが違った。正に彼女は二度殺された。個人的には“殺された”というより“壊された”の方がしっくりくる。 何より驚いたのは“彼”のことを指していたと思われる説明が全て“彼女”のことを指していたと分かった後半部分。帯に書かれた「死体はあくまでもの」という台詞を“彼女”が口にするのは何とも皮肉。 ミステリーと聞けば謎解きは犯人探しくらいのものだが、この作品に関しては犯人探しと主人公達自身の謎解きもある。 ひとつの作品で2つの謎を楽しめる、確かにこのミステリーはすごいと感じた。
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特殊設定のミステリーは、これが初めてでしたが、面白かったです。 何となく察しはついていましたが、最後のほうで「そういうことだったんだな」と 伏線を回収している部分があり面白かったです。 ちなみに私はそこから一気読みでした… 特殊設定のあるミステリー好きの方はもちろん、ファンタ...
特殊設定のミステリーは、これが初めてでしたが、面白かったです。 何となく察しはついていましたが、最後のほうで「そういうことだったんだな」と 伏線を回収している部分があり面白かったです。 ちなみに私はそこから一気読みでした… 特殊設定のあるミステリー好きの方はもちろん、ファンタジーやSF好きの方も楽しめると思います。
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