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アディ・ラルーの誰も知らない人生(下)
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アディ・ラルーの誰も知らない人生(下)

V.E.シュワブ(著者), 高里ひろ(訳者)

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アディ・ラルーの誰も知らない人生(下)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2022/02/16
JAN 9784152100832

アディ・ラルーの誰も知らない人生(下)

¥1,870

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2022/07/30

自由に生きられる無限の時間を得た代償に、誰の記憶にも残らなくなったアディ。“自分のもの"を持つこともできず、他人の住まい、他人のものを拝借して暮らす生活を強いられる。彼女の孤独な人生の支えとなったのは、美しいものや驚きを見つけていくことだった。パリで、ヴェネツィアで、ロ...

自由に生きられる無限の時間を得た代償に、誰の記憶にも残らなくなったアディ。“自分のもの"を持つこともできず、他人の住まい、他人のものを拝借して暮らす生活を強いられる。彼女の孤独な人生の支えとなったのは、美しいものや驚きを見つけていくことだった。パリで、ヴェネツィアで、ロンドンで、ミュンヘンで。そして300年の時がたった・・・。2014年、ニューヨーク。アディが古書店で出会ったヘンリーは、ただひとり、彼女のことを憶えていられたが・・・。彼を愛したアディの、誰も知らない、誰にも忘れられない物語。 久しぶりに設定が面白くて夢中になって読む作品に出会った。しかも途中まではこれは幸先良さそうだと思った途端にアディ同様、読者も突然のカミングアウトに奈落へ突き落される・・・(苦笑)何かあるなと思ってたらそういう罠があるのね。いったいどうするんだろう?とハラハラしていたら、彼女の選択は納得はするけど切なかった。彼女が300年で学んだ「しぶとい考え」を残すことをヘンリーの手に託して彼女は生き続けることを肯定した。自分の人生を記すことでアディは虚しさを感じずにすんでいるのなら、この先彼女が解放されたときにも、同じようにインスピレーションを与えて初めて見るものを楽しむんだろうか。ヘンリーという存在に初めて救われたから、喜びに打ち震えた彼女を思うと、これから無限に生きることの意味が少し弱く見えてしまった。

Posted by ブクログ

2022/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リュックかヘンリーなら、断然リュック。緑の目が悪魔らしくて良い。 アディの境遇はわかるけど、結局自分のためにしか生きてないのがなんだかな。だからこそ自由なんだろうけど。 この作品の主題ではないが、自分さえ良ければと思ってしまった。いやそれが正しいんだけど。なんかな、って引っかかった。 ヘンリーの魅力も良く分からなかった。リュックよりマシではあるが、自分の好みがリュックに傾ているので。 面白かった。またこういうの読みたい。

Posted by ブクログ

2022/07/10

やっと読み終わった!!!300年というのは長いようで一瞬に感じた。ストーリーが進むのがゆっくりで何度か読むのをやめようと思ったけれど、下巻の半分くらいでスピードが増してきて読み終わったときは読んでよかったと思った。 長いし、詩的な文章で読みにくいかもしれないけど、読了後はスッキ...

やっと読み終わった!!!300年というのは長いようで一瞬に感じた。ストーリーが進むのがゆっくりで何度か読むのをやめようと思ったけれど、下巻の半分くらいでスピードが増してきて読み終わったときは読んでよかったと思った。 長いし、詩的な文章で読みにくいかもしれないけど、読了後はスッキリした気分になれるので、途中で諦めずに読んでほしい!!

Posted by ブクログ

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