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神去り国秘抄 贄の花嫁と流浪の咎人 富士見L文庫
726円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/02/15 |
JAN | 9784040744209 |
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神去り国秘抄 贄の花嫁と流浪の咎人
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神去り国秘抄 贄の花嫁と流浪の咎人
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
荒ぶる神をどう鎮めるか。 花嫁と言いながら、実質は贄として人を食らう神に、かさねは手探りで、体当たりで「交渉」していく。 もう十年も姿を現さない日神にさえ。 他者さまの作品を出して恐縮だが、勾玉三部作好きならたまらなく好きな世界観だろうなと思いながら読んだ。 個人的には非常に懐かしい空気。 人間に対して容赦のない神に、ただの人の子にできることはしれている。 ただ、かさねはかつて日神に愛された日依り姫の血を引く者、息を吹きかければ花は芽吹き、舞い踊れば大地から春が溢れる力を持っていた。 それは、最後の最後で日神との交渉時にも役立つことになる。 最初はイチに守られてばかりだったかさね(イチの正体や隠されていた事実は正直思っていた以上でかなり驚かされた) でも、最後は贄になるはずだったイチを救うまでに成長。 一人で旅もできるまでに。 相変わらず危なっかしいところはあるけれども。 でも、成長したのだ。 思い人を自分ひとりで探しにいけるほど。 紆余曲折を経て、日神の光を取り戻した世界。 そこで、かさねの手を取ってくれたのは。 光満ちる世界で始まる「二人の旅」の始まりに相応しい最後だったと思う。 途中、結構しんどい展開もあったので、最後が希望に満ちているのは本当にありがたい読後感だった。
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魅力的なキャラクターと、引き込まれる展開で一気に読み進めてしまいました。長編シリーズ『白兎と金鳥』という作品のエピソードゼロにあたる物語とのこと。是非、シリーズ化していただいて、続きを早く読みたいものです。
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