商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 音楽之友社 |
発売年月日 | 2022/02/10 |
JAN | 9784276215221 |
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音楽に本気なきみへ
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音楽に本気なきみへ
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チェロ奏者である著者が、シューマンの言葉と共に音楽を職にしようとする若者に語る。 軽妙な訳で読みやすいです。 シューマンの言葉の解釈に加えて、著者から追加のアドバイスもあり。 「音楽の道を職業に選んだぼくたちは、練習の習慣に脅迫的にこだわらないほうがいいが、自己管理は必要だ。そ...
チェロ奏者である著者が、シューマンの言葉と共に音楽を職にしようとする若者に語る。 軽妙な訳で読みやすいです。 シューマンの言葉の解釈に加えて、著者から追加のアドバイスもあり。 「音楽の道を職業に選んだぼくたちは、練習の習慣に脅迫的にこだわらないほうがいいが、自己管理は必要だ。そして、もしどうしても練習をしたくなくてーー、でも、しないとダメとわかっているなら、次のことを心に留めておくとよいよ。嫌いで嫌いでしょうがない仕事をして人生を終える人たちもいるけど、ぼくらはそうじゃない、ってね。」(P103)
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〇クラシックやオーケストラに親しむ人たちに向けての言葉だけど、他の音楽分野や聴衆にとっても学ぶことの出来る本だと思う。 自分は音楽の素養がないけども、鑑賞するときに耳を澄ましたり音楽のなかにたゆたうポイントを知れた。 〇シューマン先生は尊大かつ真摯な音楽の徒だ ◎ロベルト・シューマンは天才音楽家だった。彼の音楽は今なお影響がある。また子どもや若い世代に心を砕いていた。彼の著作『若い音楽家への助言』を今のところ若い世代にも伝えたい。 1:音楽の道を歩むことについて ・だれかと合そうする機会を逃してはならない ・音楽家はみなピアノを弾ける方がいい 合奏者は歌を、歌い手なら弦楽器の経験をおすすめする ・曲の良し悪しを最初の一聴で決めつけるべからず ・古いものを高く尊び、とはいえ新しいものにも温かい関心を払うべし。名前を知らないからといって、偏見を抱くべからず ・楽譜と対話せよ ・指先ではなく、頭と心で音楽をつかむ 2:演奏 ・テクニックをひけらかさない ・作曲者に敬意を ・やさしい曲を美しく演奏出来るように 3:練習 ・集中せよ ・自分の楽器はつねに正しく調律できているか ・楽曲の探究 4:作曲 ・指を作曲者にしてはいけない ・ピアノを弾いているだけでは何も生まれない (ジャズはのぞく) ・様々な楽器の音と特徴を知る ・民謡はこの上なく美しいメロディの宝庫 ・指揮者の技能を身につける ・謙虚であれ 5:ぼく(イッサーリス)からのアドバイス ・音楽的への愛を失わないこと 揺るぎない確信と勇気を持ち続けること ・作曲家への探究を続けること ・作品の喜びとユーモアは悲劇と同じくらしい重要 ・「はっきりわからせたい中毒」にならないように ・作曲家のメッセージに耳を傾ける ・音のメリハリ、フレーズの長さ、演奏の習わし 生き生きとした音楽を奏でるために ・プログラムの組み方 ・チューニングのタイミング ・音楽における静寂 ・練習はおだやかな気持ちで ・自然がそのままで素晴らしいように、君の感じたままを作曲するといい。娯楽を超えた先へ 「音楽の本質は、私たちを現実的な存在を超えた高みへ、できるだけ遠くまで連れ出すことである」 6:シューマンの助言の残り ・バッハのフーガ ・ほかの芸術や科学と同じくらい、生命を深く見つめたまえ
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