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F2Yシーダート/P6Mシーマスター 世界の傑作機No.205
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F2Yシーダート/P6Mシーマスター 世界の傑作機No.205

文林堂(編者)

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F2Yシーダート/P6Mシーマスター 世界の傑作機No.205

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文林堂
発売年月日 2022/02/02
JAN 9784893193360

F2Yシーダート/P6Mシーマスター

¥1,466

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2022/06/01

F2YシーダートとP6Mシーマスターの水上ジェット機2機の特集。いずれも採用されなかったので1冊には足りないので、本が出ないよりは2機同時掲載でも本が出る方がありがたい。 シーダートは有名だが、スキーの水上滑走の振動が解決できず不採用、と簡潔に書かれている。それでも降下中に音速...

F2YシーダートとP6Mシーマスターの水上ジェット機2機の特集。いずれも採用されなかったので1冊には足りないので、本が出ないよりは2機同時掲載でも本が出る方がありがたい。 シーダートは有名だが、スキーの水上滑走の振動が解決できず不採用、と簡潔に書かれている。それでも降下中に音速を超え水上機の速度記録を更新する。 シーマスターは亜音速機として設計されながらも、水平飛行でマッハ1.08を出して水上機として破格の高速性能を持っていた。 シーマスターの方が運用上の課題が少なく、ジェット水上機の運用をずっと真面目に検討されていた。しかし、北大西洋や北太平洋の外洋で行動できるような高波高の海での離着水の課題を解決できなかった。結果不採用。 これらジェット水上機(というか飛行艇)を冷戦時代のあだ花と言うのは適切ではない。飛行機の高速化による離着陸の問題を広大な水面を使うことで解決しよう、という飛行機の歴史の一コマととらええるべきだろう。水の粘性をもった液体としての物理的な性質がジェット機の運用に適さなかった、というのがこれで明らかになった。ジェット飛行艇は結局もうロシアにしかない。 それにしても本書は恐ろしく真面目に作ってある。最後に新明和が検討した日本のジェット水上戦闘機のことまで書かれている。模型による艇体の水上試験まで行われていたがF-104ベースの水上戦闘機は構想のみで終わった。 アメリカの飛行艇は戦後日本の飛行艇の技術をいくらか吸収してはいるが、シーマスターを見ると胴体の高さが低すぎるように見え、旧川西の技術者が関わったらもう少し違ったものになっていたかもしれない。

Posted by ブクログ

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