商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2022/02/04 |
JAN | 9784087717808 |
- 書籍
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花盛りの椅子
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花盛りの椅子
¥1,980
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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
どこかで好評価を見かけ、調べたら著者の清水裕貴さんは写真家、グラフィックデザイナーとして活躍している方と知って興味を持ちました。 しかし、ダメでした。 震災などで被災した家具を仕立て直して販売する家具店の 職人見習いの女性を主人公にした連作短編集です。過去を背負った家具を相手に、...
どこかで好評価を見かけ、調べたら著者の清水裕貴さんは写真家、グラフィックデザイナーとして活躍している方と知って興味を持ちました。 しかし、ダメでした。 震災などで被災した家具を仕立て直して販売する家具店の 職人見習いの女性を主人公にした連作短編集です。過去を背負った家具を相手に、ごく自然な流れでオカルト的な話に入り込んでいくのですが、どうもそれが不自然に感じられるのです。普通、もう少し驚いたり、怖れたり、原因を探ったりするでしょう。 不思議な世界が嫌いなわけでは無いのです。梨木香歩さんの『家守奇譚』も、川上弘美さん『神様』も、小川洋子さんの『沈黙博物館』も好きです。でも、この物語には入っていけませんでした。
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被災家具をリメイクして売る会社に勤める家具職人見習いの女性が主人公。 主人公は、使われていた頃の家具の姿が見えたり、その声が聞こえたり幽霊が見えたりするが、それに対して怖がったり不思議がったりする訳ではなく淡々と受け止める。災害時に起こった虐殺、性暴力…そういった出来事が家具を通...
被災家具をリメイクして売る会社に勤める家具職人見習いの女性が主人公。 主人公は、使われていた頃の家具の姿が見えたり、その声が聞こえたり幽霊が見えたりするが、それに対して怖がったり不思議がったりする訳ではなく淡々と受け止める。災害時に起こった虐殺、性暴力…そういった出来事が家具を通して見えてくる。 淡々とした筆致で震災後の人々が描かれる良い物語だった。
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装丁に惹かれて読んでみたのが大正解。 震災などで行き場をなくした家具をリメイクして販売する森野古家具店 出勤するとお店の屋根がなくなっているところから始まる物語に一気に心を掴まれました。 主人公の鴻池さんは、なんだか不思議な感覚の持ち主みたいでゾクゾクぞわぞわするオカルト寄り?な...
装丁に惹かれて読んでみたのが大正解。 震災などで行き場をなくした家具をリメイクして販売する森野古家具店 出勤するとお店の屋根がなくなっているところから始まる物語に一気に心を掴まれました。 主人公の鴻池さんは、なんだか不思議な感覚の持ち主みたいでゾクゾクぞわぞわするオカルト寄り?なでも全然恐くはない。 素敵に再生されていくからなのかな? この雰囲気、好きです。
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