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教養としての金融危機 講談社現代新書2648
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教養としての金融危機 講談社現代新書2648

宮崎成人(著者)

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教養としての金融危機 講談社現代新書2648

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/01/19
JAN 9784065267158

教養としての金融危機

¥968

商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2024/09/05

ここ100年ほどの金融危機史について大まかに学べる本。世界恐慌に始まり、ニクソンショック、オイルショック、途上国債務危機、アジア通貨危機と続く。

Posted by ブクログ

2024/08/05

丁度この本を読んでいる1週間足らずの間で、1ドル160円代から140円を切ろうかという円急騰、株価はブラックマンデーを超える大暴落、金融政策の影響の大きさを実感しています。 もとより、ビジネスマンでもなければ、大した資産を持ってるわけでもないので、為替が動こうが、株が暴落しようが...

丁度この本を読んでいる1週間足らずの間で、1ドル160円代から140円を切ろうかという円急騰、株価はブラックマンデーを超える大暴落、金融政策の影響の大きさを実感しています。 もとより、ビジネスマンでもなければ、大した資産を持ってるわけでもないので、為替が動こうが、株が暴落しようが、いきなり生活に影響があるわけでもありませんが、それでも、本書で取り上げられるくらいの「危機」では、影響は避けられないわけで。 まさしく、「教養として」金融の素養を身に付けるのは必要かなと思います。

Posted by ブクログ

2023/09/12

金融危機には理由があり、きちんと説明が可能だという事が分かるが、ならば何故それを食い止められないのか、分かりながら極限まで利益追求に走る構図や、そもそも金融危機でダメージを食らわないから気にしない等の私欲が邪推され、権力構造にただただ無力さを感じるのみ。 本著が記述する歴史の話...

金融危機には理由があり、きちんと説明が可能だという事が分かるが、ならば何故それを食い止められないのか、分かりながら極限まで利益追求に走る構図や、そもそも金融危機でダメージを食らわないから気にしない等の私欲が邪推され、権力構造にただただ無力さを感じるのみ。 本著が記述する歴史の話で言えば、戦争に繋がる以下のような話が興味深く読めた。ケインズの予想通り、賠償金支払いが困難になったドイツが1922年に支払いの一次猶予を求めるがポアンカレ政権のフランスはベルギーと協調し、工業地帯であるルール地方を占領。アメリカもイギリスも損をするからと戦時債務のキャンセルはしない。ドイツは強烈なインフレとなり、パンの値段は10ヶ月で8億倍。1922年初に1ドル=160マルクが、23年11月には1ドル=4.2兆マルク。貯蓄や年金は無価値。国民の連合国への怨みが強まり、極右勢力が拡大。 第二次世界大戦後はイギリスもほぼ破産状態。アメリカからレンドリースという名の実物支援により、食糧や航空機、船舶等を受けていた。 終戦直後から1950年代はドル不足が国際金融システムの最大の問題。貿易決済に使われるドルが手許にない。そのためマーシャルプランにより、西側諸国に対し120億ドルの資金供与。9割は返却不要であり、欧州は輸入決済のドルを確保、など。

Posted by ブクログ

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