商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/01/19 |
JAN | 9784309030203 |
- 書籍
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生物としての静物
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生物としての静物
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開高健さんのモノに対する愛が知れる。書斎から旅の友となる同行の友人めいた親愛と敬意の念に基づいている。例えばタバコパイプ、ライターから洒脱な文章を生み出してきた手放せぬ万年筆、旅の友となったナイフや釣り道具まで。彼等は物言わぬから「静物」と定義されているけど、氏にとってその存在は...
開高健さんのモノに対する愛が知れる。書斎から旅の友となる同行の友人めいた親愛と敬意の念に基づいている。例えばタバコパイプ、ライターから洒脱な文章を生み出してきた手放せぬ万年筆、旅の友となったナイフや釣り道具まで。彼等は物言わぬから「静物」と定義されているけど、氏にとってその存在は多くの魅力を多弁に語っている。 時には名の知れぬものもあるけれど、多くはブランドとして語られており、市井の人に過ぎない自分には羨ましい!と感ずるのだけど、氏はこの著の中で「人生万事、身銭を切ることを惜しんではならない。それを惜しむのと惜しまないのとでは顔つきまで変わることがあるから、よくよく心得ておかれたし。」と述べる。 一流の男のユーモアと教養に富んだモノとの対峙の仕方に憧れを募らせる読書体験でした。
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