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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/12/22 |
JAN | 9784122071568 |
- 書籍
- 文庫
盲目物語 他三篇
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盲目物語 他三篇
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
1931(昭和6)年から1935(昭和10)年に初出の作品集。 おなじ中公文庫で『盲目物語』のみが入ったのをずっと前に読んで持っているのだが、他の作品を含めて編み直し出版したらしい。 谷崎潤一郎の文章は極めて流麗で美しく、しばしば文章そのものがエロティックな妖しさをも帯びる...
1931(昭和6)年から1935(昭和10)年に初出の作品集。 おなじ中公文庫で『盲目物語』のみが入ったのをずっと前に読んで持っているのだが、他の作品を含めて編み直し出版したらしい。 谷崎潤一郎の文章は極めて流麗で美しく、しばしば文章そのものがエロティックな妖しさをも帯びるのがとても好きだ。『盲目物語』はさらに、極めて恣意的な「ひらがな化」が試みられている。さっきは漢字表記だったのが何故かひらがなで出てきたりする。ひらがなばかりで読みにくい(文意が瞬間的に認知できない)ところがたくさんある。谷崎はここで、字面の視覚的なリズム書法をでも試みたのだろうか。しかし、ここまで徹底した作品は他に無さそうな気がする。 この作品集は谷崎のあの変態的な性のテーマが出てこず、歴史上の有名男性の影に隠れた女性を前面に出すという点で当時としては新しかったのかもしれないが、それでも歴史叙述のような面が多々あって、私には少々退屈だった。谷崎の小説としては。
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完全な古文ではもちろんなく現代文ナイズドされているが、それでも久しぶりに錆びついた古文力を動員させられた。
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歴史小説は久しぶりに読みました。註解と本文との往復が大変でしたが、面白かったです。戦国時代、安土桃山時代が好きな人はぜひ読んで下さい。
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