商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/12/20 |
JAN | 9784103341529 |
- 書籍
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ヌー道
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ヌー道
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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
ムズカシイ「お題」の内容かと思いきや、読者にとっては、品格教養のせいか、トシのせいか、全然問題にならない程度のワイセツ度の内容。巻頭のカラー・グラビアの4ページに、しゃがんだ女性の裸の銅像があります。 「猥褻」って読めますか? 狸の藝?現代においては、ほとんど死語で?みうらさんは...
ムズカシイ「お題」の内容かと思いきや、読者にとっては、品格教養のせいか、トシのせいか、全然問題にならない程度のワイセツ度の内容。巻頭のカラー・グラビアの4ページに、しゃがんだ女性の裸の銅像があります。 「猥褻」って読めますか? 狸の藝?現代においては、ほとんど死語で?みうらさんは、なんと5000枚もの「ヌー銅」の写真を撮影してきたというからスゴイ? 高価な「ヌー銅」を日本中に作ってこられた人たちはもっとスゴイと思います。みうらさんの、この「ヌー銅」を、本書の編集部が「ヌー道」ともじって本書のタイトルとした、とのことです(「はじめに」より)。 韻を踏んでるみたいで、いーんでないかい。 ここまで極めた、みうらさんは「ヌー道」の達人です。 本書の副題は、「じゅんとなめ子(こ)のハダカ芸術入門(げいじゅつにゅうもん)」「ハダカ芸術」ってなんですか?ハダカって、芸のいらない、ただのスッポンポンですよ。それが、芸術? 芸術って、芸術大学で学ぶような高尚な学問なんでは?芸術祭で賞をもらえるような作品こそ芸術なのでは?この本は、ワイセツでしょうか?この本は、ハダカ芸術の入門書というわけです。 芸術と付けさえすれば、ハダカでもなんでも、オッケイ、みたいなノリですね。著者は、還暦を過ぎた「みうらじゅん」さんと人生のつらさをなめる「辛酸なめ子」さん。お二人の対談を軸にした本 じゅんさんも、なめ子さんも、この本のあちこちで笑っています。お二人の対談は、アートです。笑い満載の芸術的対談です。エロの本質を鋭く指摘する文化論になっています。表紙のヌード女性の後姿がエロいですね。nude の文字をヨシヨシしています。江戸時代の画家「鳥居清長」の《女湯》の一部を使ったブックデザイン 「ま、『芸術』って便利な言葉だよね」(30頁) 便利性第一の現代社会における芸術論みたいです。 辛酸なめ子さんは「おわりに」の中で、こう書いています。「今回、アートや芸術の中の様々なエロ表現について学ばせていただき、芸術の敷居が少し下がったように思います」(155頁)うーん、本書は「エロ表現について」の本ね。エロ本とたいして変わらない敷居の高さ。 エロ本よりエロい箇所がかなりありますよね。 笑撃の「はかせたろう」は本当にエロい。 3頁のみうらじゅん《はかせたろう》は、 2頁の SEIKI-KOVRODA の作品を超えて飛んでいます。 <せいき・くろだ>のサインは、日本語としてはエロい意味を連想させます。しかし、画像のエロ度は、みうらさんの《はかせたろう》の勝ち。画家としての品格も、下着をはかせた「みうら」さんのほうが、いやらしく、 スッポンポンの黒田清輝画伯より優っています。 黒い水着で秘所を覆って描くからこそ、スッポンポンよりエロスが際立つというものです。 みうらさんは、陽に焼けていない水着跡を白く描き加えています。エロさを増すテクニック。面白い本です。
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あちこちの公共施設でよく見る「ヌー銅」、設置されているのが自然すぎて疑問に思ったことはなかったけど基本裸像ですね。 確かにおっぱいやお尻にばかり目が行ってしまうことを白状します。 その目は芸術鑑賞よりも、エロかもしれないです。 いや、堂々とあっちやこっちを見ているので、確実にエロ...
あちこちの公共施設でよく見る「ヌー銅」、設置されているのが自然すぎて疑問に思ったことはなかったけど基本裸像ですね。 確かにおっぱいやお尻にばかり目が行ってしまうことを白状します。 その目は芸術鑑賞よりも、エロかもしれないです。 いや、堂々とあっちやこっちを見ているので、確実にエロ目線です。 猥褻とアートの境界線は曖昧。
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こういうのめっちゃ好き。みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが実際に芸術に触れ、互いに感想を言い合う。楽しそう。 確かに芸術とエロとは切り離して今まで考えていたけど、1歩間違えればエロじゃんってのは結構ある。 読後はロダンの彫刻や街中の裸の銅像ですらエロく見えてきてしまう。 みうら...
こういうのめっちゃ好き。みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが実際に芸術に触れ、互いに感想を言い合う。楽しそう。 確かに芸術とエロとは切り離して今まで考えていたけど、1歩間違えればエロじゃんってのは結構ある。 読後はロダンの彫刻や街中の裸の銅像ですらエロく見えてきてしまう。 みうらさんはあくまでエロと芸術は切り離すスタンスだけど、私ははっきり分けなくても良いと思う。エロも芸術も主観的でしかないんだもんね。 みうらさんが「頑張って獲得したエロにこそ達成感がある」みたいなことを仰っていたと思うが、まさにコレ。 ネットで検索すれば扇情的な写真や動画が山ほど出てくる時代で、何だか性が安売りされている…というか、お腹いっぱいになる感じが私もしていた。 袋とじを開けるときの高揚感とか、今は味わえないんだろうなと思うとちょっと可哀想。 なんだかエロのことしか感想に書いてないが、しょうがない。どうしてもそっちに引っ張られる。 ちなみにこの本で一番エロいと感じたのは、辛酸なめ子さんの描いた「マッチョの河童2匹と3Pする女性」のイラストです。
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