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船の食事の歴史物語 丸木舟、ガレー船、戦艦から豪華客船まで
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船の食事の歴史物語 丸木舟、ガレー船、戦艦から豪華客船まで

サイモン・スポルディング(著者), 大間知知子(訳者)

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船の食事の歴史物語 丸木舟、ガレー船、戦艦から豪華客船まで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2021/12/16
JAN 9784562059812

船の食事の歴史物語

¥2,200

商品レビュー

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2023/10/28

横浜の「氷川丸」を久しぶりに見学したのをきっかけに、船旅の食事について興味を持った。はたして私の予想通り、また予想を遥かに超えて昔の船旅は過酷であった。 調理により木製の船が焼ける心配。船酔い。途方もない航海時間といった船の機能の問題から始まり、食物の枯渇や腐敗、栄養の偏り(壊血...

横浜の「氷川丸」を久しぶりに見学したのをきっかけに、船旅の食事について興味を持った。はたして私の予想通り、また予想を遥かに超えて昔の船旅は過酷であった。 調理により木製の船が焼ける心配。船酔い。途方もない航海時間といった船の機能の問題から始まり、食物の枯渇や腐敗、栄養の偏り(壊血症による死亡)などの食物自体の問題。特にパンがひとりでに動く様子は恐ろしい。(虫が沸いているので虫が動くため) 人間の知恵により、船の機能も食事に対しての技術も上がっていく。缶詰の発明から19世紀終わりの蒸気船時代にもなってくると、冷蔵庫が導入され私たちが映画タイタニックで観るような豪華フルコースが振る舞われるようになってくるのだ。 ただ、船の客層は3等客室がほとんどで、むしろこの客層が当時の船の運行を支えていたと言うのだから、船主はとても気を遣ったらしい。1・2等客を手厚く歓迎するかと思っていたので、このことはとても意外だった。 全体の内容としては面白かったが、私という読み手が時間軸の理解が乏しかったため調べながら読んだ。時間がゆったりある時に、ココアでも飲みながら船旅気分で臨むのがお勧めである。

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2022/08/26

「飛行機」に続いて読んだ。著者が変わってより雑学っぽさが増したというか、ますますただのトリビア本っぽい印象を受けた。もちろん内容は面白いと言える範疇なのだが、たとえば物語性であるとか通底する点だとかがないため、どこまでいってもこま切れ肉を食べさせられている感じ。できればちゃんと塩...

「飛行機」に続いて読んだ。著者が変わってより雑学っぽさが増したというか、ますますただのトリビア本っぽい印象を受けた。もちろん内容は面白いと言える範疇なのだが、たとえば物語性であるとか通底する点だとかがないため、どこまでいってもこま切れ肉を食べさせられている感じ。できればちゃんと塩抜きした塩漬け肉を食べたい。

Posted by ブクログ

2022/02/28

古代の丸木舟から現代のクルーズ船まで、 船での、航海での、食事についての歴史を辿る。レシピ付き。 第1章 古代と中世世界  第2章 探検の時代 第3章 海軍の帆船    第4章 19世紀の商船 第5章 移民船と奴隷船  第6章 蒸気船と缶詰 第7章 遠洋定期船と冷蔵技術 第8章 ...

古代の丸木舟から現代のクルーズ船まで、 船での、航海での、食事についての歴史を辿る。レシピ付き。 第1章 古代と中世世界  第2章 探検の時代 第3章 海軍の帆船    第4章 19世紀の商船 第5章 移民船と奴隷船  第6章 蒸気船と缶詰 第7章 遠洋定期船と冷蔵技術 第8章 新しい技術―潜水艦、クルーズ船、コンテナ船 レシピ集、註、参考文献有り。 遥か古代の丸木舟、ガレー船にヴァイキング船。 大航海時代に戦艦。移民船や奴隷船。そして現代まで。 簡易な船有り、長い航海有り、それぞれの船での食事は、 どういったものだったのか。船内では?寄港場所では? 船の進化に伴う食材や調理、病と対策等の歴史を辿る物語。 古代から残る記録・・・船の残存物、沈没船、上陸で遺したもの等で 分かるのは、当時の船の姿。船の進化の過程。 戦乱、交易、冒険、探検の歴史。 それだけではない。貨物の他にある食物の痕跡や調理器具、 ローマの船には厨房の痕跡までも。 船での航海で、大切な食事についても分かるという事。 更に、文書で遺した記録は多くの事が分かってくる。 船内で火を使う工夫、水の問題、保存食の技術の進化、調味料。 釣り、家畜、寄港地や新世界で調達した食材の使用。 ビスケット(堅パン)、塩漬けや干物、乾燥肉や乾燥豆類、 チーズやワインの他、国によって特徴のある食材も。 長距離で、長時間での航海のために、専門の料理人が登場。 船員を悩ませる壊血病、栄養失調、くる病等の対策。 移民船や奴隷船の劣悪な環境と食事。 だが、船の動力と速度、定期航路、そして缶詰、 冷蔵技術により、船内の環境も食事も格段に向上してゆく。 勿論、乗務員や旅客の変化も。 長い航海は、船での食事の長い歴史でもあります。 闇鍋のような煮込みで腹を満たしていた時代、 国の軍艦への食料配給、保存と補給の悲喜こもごもを経て、 現在のようなホテル並みの食事を出すクルーズ船に至る。 それは長い年月を経たもの。 船の食事の変遷で様々な歴史を知ることが出来る、良書です。

Posted by ブクログ

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