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次期戦闘機開発をいかに成功させるか 2035年悲願の国産戦闘機誕生へ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 並木書房 |
| 発売年月日 | 2021/12/08 |
| JAN | 9784890634156 |
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次期戦闘機開発をいかに成功させるか
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次期戦闘機開発をいかに成功させるか
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商品レビュー
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旧支援戦闘機F1はエンジン(ロールスロイス)以外は国産である(主に三菱重工)それでF2も国産と思われたが、政治決着でアメリカと共同開発が決まった。こう書くとアメリカが横車を押したように聞こえるが、それは間違いである。技術がある国だから技術開示がしてほしくてアメリカは共同開発を申し...
旧支援戦闘機F1はエンジン(ロールスロイス)以外は国産である(主に三菱重工)それでF2も国産と思われたが、政治決着でアメリカと共同開発が決まった。こう書くとアメリカが横車を押したように聞こえるが、それは間違いである。技術がある国だから技術開示がしてほしくてアメリカは共同開発を申し込むのであり、技術のない国とはたとえブラックボックス(同じものを作成改良できないようにする。修理はアメリカで行う)でもお断りである。例としては韓国が戦闘機の共同開発を断られている。 F2(FS-X)戦闘機は共同開発とはいえ基幹技術は開示されず我が国の技術情報が米国にとられたとの思いが強く残った開発であった。しかしプラスもあり「フライト・ソースコード(動作のためのソフト)」はアメリカが拒否したため独自開発せざるを得ず、日本が独自で完成させたこと、大きな事故もなく開発を終了できたことが大きかったといえる。 (p405より)航空自衛隊には3機種約330機存在するが2機種(F4、F15、200機ほど)は防空を担い残る1機種(F2、94機ほど)は対地対艦攻撃能力を有する支援戦闘機(FS-X)である。かっての戦闘機は、防空と対地対艦で役割を分けていたがF35とFX(次期戦闘機)にしても双方の任務が可能で2機種運用に移行する予定である。 ちなみにアメリカの最新戦闘機F22とF15との戦闘シュミレーションでは、1対100で、F15全てが撃墜される結果となり、航空自衛隊全体が暗鬱の闇に沈んだという。42機導入されたF35とF15では1対15である。 F35より新しい2030年代後半に配備されるFXが待たれるわけである。ニュースによるとヨーロッパのユーロファイターの後継機イギリスの「テンペスト」らしい。日本名は「烈風」(大戦末期に作られた戦闘機と同じ名前)らしい。
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2030年代後半 次期戦闘機 100機生産見込 最大でF15後継と合わせ160機 =第5世代機=ステルス+データ取得ミッションシステム 無人機と共同運用 1990年 防衛省 技術実証機構想 ステルス技術+戦闘機用エンジン 2010年 防衛省 研究開発ビジョン 2016年 技術実...
2030年代後半 次期戦闘機 100機生産見込 最大でF15後継と合わせ160機 =第5世代機=ステルス+データ取得ミッションシステム 無人機と共同運用 1990年 防衛省 技術実証機構想 ステルス技術+戦闘機用エンジン 2010年 防衛省 研究開発ビジョン 2016年 技術実装機X-2テスト飛行成功 運動性・ステルス・エンジンの三本柱 我が国主導での開発 拡張性と改修の自由度 不採用F57=F22(コスト高で米国で生産中止)+F35派生型 米国 次世代制空戦闘機 を優先 共同開発でビジネス利益 相互運用 英国 ユーロファイター後継機の経費削減(費用/技術負担、機体輸出)と主導権 日本 米国のノウハウ活用しリスクとコスト低減 F35とのデータリンク? 他国と共同開発した装備品の輸出は可能 機体も法律は無いので政策次第 実戦での戦果がないと売れない? 韓国 米国の支援を受けられずKF-21は4.5世代機に フィリピンへ輸出 F2 1996年~ 最終号機150億円 22t 94機(F22 39t)→200億 開発費1.5兆? 米国ワークシェア40% 技術覇権 所有権と使用権 許可された範囲を厳格に守る ミッションシステム(フライトソースコード)は米議会で反対され国産 プライム企業=三菱重工 エンジン=IHI 民間機メーカーで政府支援がなく成立しているのはボーイングとエアバスのみ 射出座席 ダイセル撤退 HMD 島津製作所撤退 高出力エンジン、射出座席、ステルスの試験設備は日本にない 求められる第5世代プラス 状況認識とネットワーク ステルス・カウンターステルス 偵察能力 航続耐空性能 双発エンジン クラウドシューティング 他機搭載ミサイルでの攻撃 大容量ミサイル格納 i3 Fighter 情報 informed 知能 intelligent 瞬時 instantaneous 20~40年先 ハイパワーレーダー、データリンク、ステルス、次世代エンジン、 フライバイライト、アセットクラウド化、ライトスピードウェポン ソフトウェア志向 モデルベースデザイン、オープンシステムズアーキテクチャ、アジャイル開発 プロジェクト管理 調達、コスト、リスク、スコープ、要因、スケジュール、品質、ステークホルダ WBS:作業分解構成図、RBS:リスク分解構成図、EVM:達成度とコスト効率 システムインテグレーション ~ライフサイクルを通して プロジェクト管理+技術活動 両面で統括 Vシステム 要求分析→機能定義→サブシステム割付け→設計/製造を逆方向確認 ハイパワースリムエンジン 全長4.8m直径1m、入口温度1800度、推力15t、3次元翼ファンの線形摩擦結合 CMC繊維強化セラミックス複合材 国内初の5万トン型鍛造プレス機 戦闘機機体とエンジンが同一メーカーの例はない 機体よりエンジンが2年先行 高出力+大電力 アビオニクス比重増加 可変バイパス 空中給油より航続距離 MIL 250時間耐久試験2回 2~3年の加速運用パターン試験 RCS レーダー反射表面積 実大模型で試験 フランスの設備を借りる 推力偏向で空力操舵減少 継ぎ目減少 エッジ反射方向特定 曲がりダクト スマートRFセンサー レーダー、ESM、ECM、通信を1つのセンサーで統合 赤外線自己防衛システム 従来は紫外線 ミサイルブルーム希煙化で放射量減少 MADL F35専用データリンク 4機編隊でのレーダー網と電波妨害 UAI 武器のプラグ&プレイ OSA オープン システムズ アーキテクチャ 「原価+利益」→「ベストプライスモデル」 F35中枢コンピュータ ロッキード→ハリス DAS グラマン→レイセオン F35 9か国共同で300機開発だが90%が米国が開発費負担
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防衛省は第5世代を越えるステルス戦闘機を目指して、ゲームチェンジャーたるF-Xを開発したいと考えているが、そもそも何のために、どのような運用構想のもと開発するのか当の防衛省がビジョンを明確にしていないことが、あらためて露呈する内容であった。 F-15に替わるインターセプターなのか...
防衛省は第5世代を越えるステルス戦闘機を目指して、ゲームチェンジャーたるF-Xを開発したいと考えているが、そもそも何のために、どのような運用構想のもと開発するのか当の防衛省がビジョンを明確にしていないことが、あらためて露呈する内容であった。 F-15に替わるインターセプターなのか、F-35のセンサー、リンクを生かしたシューターなのか、ハイ・ハイミックスなのかハイ・ローミックスを目指しているのか何も見えてこない。 運用構想から必要な性能を求めることが重要だが、次期戦闘機がプロダクトアウトで、運用構想が配備後となるならば、我が国固有の運用環境を旗印に過去、調達に失敗してきた装備品の轍を踏むだろう。 ゲームチェンジャーとなりうるのは有人戦闘機か?そもそもの議論無しでは真に抑止力となる装備品は開発できないと思われる。
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