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企業戦略論 戦略経営と競争優位 新版(下) 全社戦略編

ジェイ・B.バーニー(著者), ウィリアム・S.ヘスタリー(著者), 岡田正大(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ダイヤモンド社
発売年月日 2021/12/09
JAN 9784478112120

企業戦略論 戦略経営と競争優位 新版(下)

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2022/03/10

企業戦略の王道の1つであるジェイ・バーニーの企業戦略論の中巻。 マイケル・ポーターに代表される「市場で儲かるポジショニングを取ることが大事」というポジショニング派に対して、バーニーは「市場ももちろん大事だが、企業固有の価値創造能力のほうが大事である」というケイパビリティ派の雄であ...

企業戦略の王道の1つであるジェイ・バーニーの企業戦略論の中巻。 マイケル・ポーターに代表される「市場で儲かるポジショニングを取ることが大事」というポジショニング派に対して、バーニーは「市場ももちろん大事だが、企業固有の価値創造能力のほうが大事である」というケイパビリティ派の雄である。 全社戦略をそれぞれVRIOの視点で分析しており、それぞれの狙いや気を付けるべきところが解説されている。Vは経済的価値、RとIは持続的競争優位、Oが組織体制である。メリットだけでなくデメリットや、気を付けるべきポイント、演習問題などがあり深く考える時間も取れることから、全編通して非常にわかりやすい良書である。 第8章は「垂直統合」、前方垂直統合と後方垂直統合におけるポイントを解説している。経済的価値と持続的競争優位が得られる統合であることはもちろん重要だが、将来の不確実度によって垂直統合のリスクは増加するため、そのことを考慮することが大事になる。 第9章が「多角化」である。多角化が経済的価値を生むには範囲の経済をうまく活用すること、持続的競争優位を確立するためには多角化の組み合わせ自体に希少性や模倣困難性がある必要がある。ちなみに多角化してもそんなに経済的な価値は生まれないが、会社の存続性には寄与をする(ただし株主はポートフォリオを組むことでリスク回避できることから、会社と株主間で利益の相反は起こりうる)。 第10章の「経営多角化に向けた組織体系の構築」では、多角化の組織体系について1つの章を割いて解説している。基本的には事業部制を敷き、取締役会で各事業部を取りまとめるスタイルとなる。 第11章は「戦略的提携」で、企業間の提携におけるVRIOを解説している。変化が激しい時代では統合や合併などでは方針変更に対するリソース消費が大きくなるリスクを伴うため、解消が容易な提携が適している。学習レースや裏切りなどからどういうことに気を付ける必要があるかが述べられている。 第12章は「合併・買収」である。基本的に合併・買収する側には経済的メリットは生じにくく、される側には生じやすい。それなのになぜ合併・買収が起きるのか、そのときに陥りやすい罠はなにか、ということが解説されている。

Posted by ブクログ

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