商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2021/12/07 |
JAN | 9784591172056 |
- 書籍
- 文庫
古道具おもかげ屋
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古道具おもかげ屋
¥770
在庫なし
商品レビュー
3.2
9件のお客様レビュー
「人の気持ちより古道具の幸せを取る」柚之助と11歳で猫探しを生業とする「さよ」二人は人が大嫌い。そんな二人が営む「おもかげ屋」 柚之助が主人公?「さよ」? 話によってはっきり分けて話にしてくれたらよかったな
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ここまで悲惨な人物背景にする必要があったのだろうか。助け合って前向きに成長する様子は、読んでいて応援したくなってしまうほどだが、来歴があまりに暗すぎて、2度目を読むことが怖くなる。かと言って、何の背景もないのは好きじゃないんだが… 厚揚げの梅煮、作ってみようと思う。この作者さ...
ここまで悲惨な人物背景にする必要があったのだろうか。助け合って前向きに成長する様子は、読んでいて応援したくなってしまうほどだが、来歴があまりに暗すぎて、2度目を読むことが怖くなる。かと言って、何の背景もないのは好きじゃないんだが… 厚揚げの梅煮、作ってみようと思う。この作者さんの書く食べ物は、ざっかけないのに妙に美味しそう。
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文庫書き下ろし 古道具屋の若主人柚之介と、猫探し屋の少女さよは人に心を開かない。柚之介は先代の古道具屋を料理屋にしたのに、ふぐ中毒疑惑で失踪した父への怒りで。さよは父が遊女と心中したために祖父と母から死にかけるまでの虐待を受けた恐怖で。 さよは古道具屋の店番兼看板借りで「おもか...
文庫書き下ろし 古道具屋の若主人柚之介と、猫探し屋の少女さよは人に心を開かない。柚之介は先代の古道具屋を料理屋にしたのに、ふぐ中毒疑惑で失踪した父への怒りで。さよは父が遊女と心中したために祖父と母から死にかけるまでの虐待を受けた恐怖で。 さよは古道具屋の店番兼看板借りで「おもかげ屋」に居場所を得、古道具が好きすぎて語りかける柚之介とぶっきらぼうだが面倒見良くつきあって、客も連れてくる。 さよの客であった信次郎少年が買いに来たのは将棋の駒。一人暮らしをする元大工の祖父を心配し、親友の死で止めてしまった将棋の相手をしたいという。祖父が削り親友が書いた将棋の駒は、友人の死後祖父が売り払ったと聞いた柚之介は、祖父が将棋を始めるためにはその駒が要ると考え、伝手を頼って同業者から買い戻して、信次郎に作戦を授ける。で、めでたしめでたしとなるのだが、道具の幸せのためという柚之介さんは、実は結構な人情家だった。 つぎの捜し物は、祖母が祖父から貰い父の借金のために売った珊瑚の簪と似た簪を持ち込んだ娘が、同じようなものを探して欲しいと言う。柚之介は失踪した父とその幼馴染みの隣家の主人の企みだと見抜き、内藤新宿で料理人をしているという父に会って怒りをぶつけるが、失踪の真相を知ることになる。 柚之介の心理描写が多いが、屈折しながらもちゃんと前を向き、人と道具の幸せを考えていて、ほっこりする。続編希望。
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