商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2022/01/11 |
JAN | 9784140818855 |
- 書籍
- 書籍
ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考える
¥1,870
在庫あり
商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「愉快を求めて成長した企業」が刺さった。 STAY SMALL BE AMATEUR 小さなチームで一人ひとりが「没頭」することで面白いものが生まれる。 たまごっち供養は日本的な価値のある無駄なものでしたが、今はそのような風潮はありません。無駄を愛せないとイノベーションは起こらないのではないでしょうか。→ほんと、その通り。イノベーションって色々な物事の組み合わせによるシナジーだと思うので、無駄かどうかわからないけどやってみなはれを繰り返していかないと生まれないだろうなと。
Posted by
「ズームバック×オチアイ」は、Eテレで放映されていた番組で、本書はそれを文字起こししたものである。だから、分かりやすいが浅く、番組を見た人には既視感があるシロモノだろう。私は幸いにも番組を見ていないので楽しく読んだ。ズームバック=俯瞰してみよ。一つの事象から、範囲も時系列も広く。...
「ズームバック×オチアイ」は、Eテレで放映されていた番組で、本書はそれを文字起こししたものである。だから、分かりやすいが浅く、番組を見た人には既視感があるシロモノだろう。私は幸いにも番組を見ていないので楽しく読んだ。ズームバック=俯瞰してみよ。一つの事象から、範囲も時系列も広く。 オードリー・タンやマルクス・ガブリエルとの対談も収納されるが、折角の異才二人に対し、時間制限のせいか、表明的な会話でやや惜しい。 下記、本著で気になった内容の抜粋。 ラスコーの壁画に描かれたヨーロッパパイソンは、現在絶滅の危機にさらされている。そうした事象から、データを引く。陸上の哺乳類の全体重で比較する場合、96%が人間と家畜。野生動物はわずか4%しかいない。 1618年にカトリックとプロテスタントの対立から30年戦争が始まった。教育こそが、人間を人間たらしめるものであり、戦争を避けられる唯一の手段だとコメニウスは考えた。文字や文章が読めない人にも得て伝えられ、言語や文化の壁を超え、全員が同じ知識を得ることができると言うコンセプトのもと「世界図絵」が作られた。 ヴェルグルの奇跡。ゲゼルの自由貨幣理論を導入して大成功を収めた町。オーストリア・チロル地方の小さな田舎町、ヴェルグル。世界大恐慌の影響は、このヨーロッパの小さな田舎町にも波及していたが、価値が目減りするスタンプ通貨により再興。尚、この通貨はやがて政府に禁止され終了。 ゲーテや孔子、ソクラテスの3人は、少なくとも自分の頭で考えることが大事と知っていた人たちだが、ソクラテスは死刑になり、孔子は大臣の座を失う。理解できる大衆がいなかったのかもしれない。大衆が作り出す人間の波(ヒューマンウェーブ) を意識する必要があるとすれば、その波に乗るのではなく、潜る関わり方をした哲学者がディオゲネス。ディオゲネスは、コスモポリタンという言葉を生み出した皮肉屋。家を持たず、酒の甕に住み、何でも欲しいものを与えると尋ねてきたアレクサンドロス大王に対して、日陰になるからどいてくれと答えた。 ソニーの創業者でもある井深大が起草した設立趣意書。70年以上社内で伝えられてきた。そこには、「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」。 デモにより天皇が2度目の玉音放送を行った。都市における食料事情は未だ例を見ないほど窮迫し、その状況は深く心を痛ましめるものがある。この窮況を切り抜けなければならない。 目的の曖昧な作戦は必ず失敗する。それは大規模組織を明確な方向性を欠いたまま指揮し、行動させることになるから。 みんな違ってみんなどうでもいい、という寛容さ。誰が不倫しようと関係ない。落合陽一は私にとって、動向が気になる一人である。
Posted by
NHKの番組を観ていたので、本の方も読んでみた。 過去の知識を知るだけでなく、トレンドとして昇華し、現在の動きをみる姿勢を真似したい。 番組の方が、映像があるのでいいかなー
Posted by