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エトセトラ(VOL.6(FALL/WINTER)2021) スポーツとジェンダー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | エトセトラブックス |
発売年月日 | 2021/11/01 |
JAN | 9784909910134 |
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エトセトラ(VOL.6(FALL/WINTER)2021)
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エトセトラ(VOL.6(FALL/WINTER)2021)
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井谷聡子氏の編集。オリンピックを頂点とする「より強く、より早く」というスポーツ観の中でジェンダー平等を追求するのではなく、むしろそうしたスポーツ観を解体するためのジェンダー視点を押し出している。 この特集がとっつきやすいのは、誰もが一言いいたい学校の体育カリキュラムから始まってい...
井谷聡子氏の編集。オリンピックを頂点とする「より強く、より早く」というスポーツ観の中でジェンダー平等を追求するのではなく、むしろそうしたスポーツ観を解体するためのジェンダー視点を押し出している。 この特集がとっつきやすいのは、誰もが一言いいたい学校の体育カリキュラムから始まっているからかも。そう思うくらい、「体育嫌い」の声がこれほど広く共有され、真っ当な意見として取り上げられたのは見たことがなかった。スポーツやっている人の中で女性で若い人の方がセクハラに許容的であるという熊安貴美江氏の研究結果もショッキング。また若者ウケをねらってスノーボードなどとともに「五輪化」されたサーフィンについて、その男性中心文化だけでなく植民地主義の歴史まで掘り下げ、反権威主義・カウンターカルチャーっぽく見えるスポーツを多様性やジェンダー平等の象徴としてしまうことの問題を論じている水野英莉氏の論文もおもしろかった。 もっとも、スポーツに焦点をあてた特集なのでしょうがないのだが、「スポーツや運動をわたしたちの身体に取り戻そう」というところで止まってしまうとちょっとつまらないなという感じも。もともとは遊びであるスポーツが資本化されるほどにわたしたちが自らの身体から疎外されていくのはどういうわけなのか。コロナや資本主義の下での身体や生命のあり方とつなげてもうすこし考えてみたい。
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