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手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2021/11/18 |
JAN | 9784794972828 |
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手づくりのアジール
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手づくりのアジール
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商品レビュー
4.6
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
58 商品化の波に飲み込まれないようにどうやって自分を守っていくか 126 範囲を狭めすぎない。 133 比較不能の平野に立つ、手づくり 170 資本主義な部分とそうじゃない部分を持つ 手づくりすることを大切にしていきたい
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品川中延にある「隣町珈琲」にぶらっと立ち寄った際、著者が参加するイベントのポスターが貼られたいたのをきっかけに手を取りました。 経歴と現在の活動について見た時、最初に自分が思ったのは「山村に自宅兼図書館を作って、どうやって暮らしていくつもりだろか?なんでそんなことしたんだろうか...
品川中延にある「隣町珈琲」にぶらっと立ち寄った際、著者が参加するイベントのポスターが貼られたいたのをきっかけに手を取りました。 経歴と現在の活動について見た時、最初に自分が思ったのは「山村に自宅兼図書館を作って、どうやって暮らしていくつもりだろか?なんでそんなことしたんだろうか?趣味なんかな、気楽でええな」といったこと。 この本を読んで、無礼で浅はかな考えを猛省。 資本主義と新自由主義が台頭する現代社会はすべてが均質化され、誰もが血縁や地縁に依存しない自由を手に入れられる環境となった一方で、競争に入り込めなかったりうまく社会になじめない人達にとっては生きづらい世の中になった。あらためて、ここはまさしくその通りだと思う。体調不良などもあって、著者は社会(此岸)と離れた避難場所(アジール、彼岸)を自らの手で構築し、此岸と彼岸を行き来することで自分の人生を取り戻し、よりよい社会システムを模索する研究に邁進されている。 「てづくり」にこだわるところも、資本主義に対する反骨心のようなものという点に共感した。サービスが行き届いてなんでもお金で手に入る時代、モノに自分を合わせてある意味窮屈な生活を送っているのではないだろうか。小さい頃からそのような環境で育った場合は、それが当たり前となって、何も感じないかもしれない。「買えるもので生活すればいい」、個々人が満足できればその考え方もありだが、社会全体、地球全体で見た時にもうそのような考え方が許されないのは気候変動と環境問題の深刻化を考えれば一目瞭然。 我々は盲目的に商品の無限性というまやかしを信じてしまっているようだが、まずは自然の有限性を自覚しなければならない。その一つの契機が山だそうだ。 給料もらって仕事して、子供育てながら自分のキャリアを考えることに、何か漫然としない気持ちを持っていた自分にとても刺激的な示唆をくれた本だった。AIが発達して世界がいくら便利になっても、人間の精神までも変わることはないだろう。そんなときに人間として生きることは何なのか、幸せに生きるとは正しく生きるとは何か、という問題に答えるためには歴史を知り、文学に触れ、人文知を探求していくことなんだろうなって思った。
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社会の中でアジール(避難所)を自分たちの手で確保するという言葉に惹かれて手に取る。 面白く刺激的だけれど、それを明文化するには自分の中の蓄えが足りない。働くとは生きるとは何だろうということに思いを馳せさせられた。
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