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芙蓉の干城 集英社文庫
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芙蓉の干城 集英社文庫

松井今朝子(著者)

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芙蓉の干城 集英社文庫

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2021/11/19
JAN 9784087443158

芙蓉の干城

¥858

商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2023/01/22

木挽座シリーズ第二弾。今度も歌舞伎役者絡みの事件が発生し、戯作者の孫が解決に奔走する。単に殺人事件が起こったというだけでなく、昭和初期の雰囲気(軍人や特高の横暴が目立ったり、貧富の差が拡大しつつあったり、社会主義活動が活発だったり)がよく伝わってくる描写で、リアリティを感じる。一...

木挽座シリーズ第二弾。今度も歌舞伎役者絡みの事件が発生し、戯作者の孫が解決に奔走する。単に殺人事件が起こったというだけでなく、昭和初期の雰囲気(軍人や特高の横暴が目立ったり、貧富の差が拡大しつつあったり、社会主義活動が活発だったり)がよく伝わってくる描写で、リアリティを感じる。一方で、この手の権力の横暴と、人間の欲望と、非力な人たちが追い詰められる場面というのは現代も同じ。事件は解決するが、なんとなく無力感を感じる。小説自体はとても面白く、第三部が楽しみ。

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2023/01/06

#芙蓉の干城 #松井今朝子 #読書記録 時代物は苦手、というと母が、松井今朝子なら読める、とのご推薦を受けて。 とはいえ手に取った1冊目は昭和。 歌舞伎劇場を舞台とした劇場時代ミステリー。三部作の二作目らしい。 歌舞伎を先日見たこともあり、選んでみた。 なるほどその時代を...

#芙蓉の干城 #松井今朝子 #読書記録 時代物は苦手、というと母が、松井今朝子なら読める、とのご推薦を受けて。 とはいえ手に取った1冊目は昭和。 歌舞伎劇場を舞台とした劇場時代ミステリー。三部作の二作目らしい。 歌舞伎を先日見たこともあり、選んでみた。 なるほどその時代を思いつつ。 時代物、とは思わず読めました(昭和だしね。) これははまる!ほどではなかったが。 次は、江戸ものを読んでみよう。

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2022/06/08

昭和初期の歌舞伎界を舞台に起きる連続殺人を、評論家が解き明かす。 不調法にて歌舞伎なぞ2回ほどしか見たことない私にも、舞台からその裏までの魅力やしかけが生き生きと映るさすがの描写。人物もみんな深みがある。 科学捜査のない時代(指紋がやっと)に、証言と観察から、人間関係のもつれと動...

昭和初期の歌舞伎界を舞台に起きる連続殺人を、評論家が解き明かす。 不調法にて歌舞伎なぞ2回ほどしか見たことない私にも、舞台からその裏までの魅力やしかけが生き生きと映るさすがの描写。人物もみんな深みがある。 科学捜査のない時代(指紋がやっと)に、証言と観察から、人間関係のもつれと動機への推理で犯人に迫っていく、時代ミステリならではの展開。良き。

Posted by ブクログ

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