商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/11/27 |
JAN | 9784049140798 |
- コミック
- KADOKAWA
私を喰べたい、ひとでなし(3)
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私を喰べたい、ひとでなし(3)
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本作において、人でなしや妖怪は常に日名子を捕食対象として見てきた。それは表面上、比名子を守る汐莉も同様。その中で美胡だけは全く異なる目で比名子を見守り続けてきたのか……。 自分を純粋な土地神だと思っていないし、その役目も無理やり押し付けられたもの。それでも土地に住む者を守ると決...
本作において、人でなしや妖怪は常に日名子を捕食対象として見てきた。それは表面上、比名子を守る汐莉も同様。その中で美胡だけは全く異なる目で比名子を見守り続けてきたのか……。 自分を純粋な土地神だと思っていないし、その役目も無理やり押し付けられたもの。それでも土地に住む者を守ると決めている 妖怪にとってご馳走となる比名子に何の影響も受けないわけじゃない。体調だって頻繁に崩す。でも、何があっても比名子だけは守ろうとする 明かされる美胡の覚悟。その深度は凄まじいものだね。汐莉がいずれ来るご馳走の為に今を我慢しているのとは全く違う。比名子のご馳走としての部分を理解してなお、傍に居る比名子を純粋に守ろうとする それはもしかしたら美胡の独り善がりで終わってしまうかもしれないし、失敗してしまうかもしれない。だからこそ美胡はその事実を隠してきた だというのに比名子は美胡の秘密を知った上で『友達』と言ってくれるのか…… なら美胡はその気持ちに応えたくなる。だからって自分の大切な体の一部を千切り取るなんて思わなかったけど。こんな妖狐は古今東西見たこと無いよ…… そのくらいに比名子は美胡に大切に思われている けど、比名子は美胡が妖怪であった事に別の安堵を感じてしまうのか…。結局、比名子の死にたがりの本質は何も変わっておらず、変わっていないが故に自分の死後に一番の友達を汐莉が支えてくれるだろうし、自分が居なくなっても寂しくないなんて思ってしまう…… それはとても間違った考え方なのだけど、比名子を捕食する側である汐莉としては積極的に否定する程でもないのかな。これから何が起きるとしても比名子のこの認識を改めない限りは何も変わらないように思えてしまうが… それにしても比名子の体質は異質だね。生まれつきかと思いきや、あの事故の日から変わったものだったのか。てっきりあの事故も比名子の体質が原因かと勝手に思っていたのだけどな… こうなってくると比名子の体質がそのようなものに変わってしまった理由も気になるし、その話を聞いた時の汐莉の反応もちょっと気になるね
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