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教養としてのデジタル講義 今こそ知っておくべき「デジタル社会」の基礎知識
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教養としてのデジタル講義 今こそ知っておくべき「デジタル社会」の基礎知識

ハル・アベルソン(著者), ケン・リーディン(著者), ハリー・ルイス(著者), ウェンディ・セルツァー(著者), 村井純(訳者), 尼丁千津子(訳者)

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教養としてのデジタル講義 今こそ知っておくべき「デジタル社会」の基礎知識

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP/日経BPマーケティン
発売年月日 2021/11/04
JAN 9784296000241

教養としてのデジタル講義

¥2,860

商品レビュー

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2022/12/21

原書のタイトルは『blown to bits』、その後にyour lifeやらhapinessやらと続く。つまり、デジタルにより幸せの既成概念が崩れ去るという事。bitsは、断片などの単位的な意味だが、ここではコンピュータの情報単位であるビットとかけているのだろう。中々示唆的で挑...

原書のタイトルは『blown to bits』、その後にyour lifeやらhapinessやらと続く。つまり、デジタルにより幸せの既成概念が崩れ去るという事。bitsは、断片などの単位的な意味だが、ここではコンピュータの情報単位であるビットとかけているのだろう。中々示唆的で挑発的なタイトルだ。何故、デジタル講義という和訳になったのか。ややチグハグな感じがする。 例えば、ハイアービューという会社が採用面接に活用可能なアルゴリズムを開発。応募職種にふさわしいか否か、共通しているパターンを検知するが、すでに面接の現場で使われているらしい。アルゴリズムの透明性が確保されなければ、経験則から差別を助長する。過去に似たような出自や学歴、民族、話し方をしていた社員が使えない奴だったなら、ソックリさんは理由なく不採用になるわけだ。アルゴリズムは企業ノウハウとして明かされない。 また、今日、検索エンジンの検索結果に表示されなければ存在すらしないに等しいという価値観が根付き始めた。ググった結果がエビデンスであり、そこに無ければ、本当にあるのか、不安になるだろう。地名、お店、社名、商品、言葉、情報そのもの。 更に、クリアビューAIという企業がFacebookを始めとするソーシャルメディアで集められた何十億枚もの写真を活用した仕組みを構築し、セキュリティ会社や法的機関にも利用されている。 これら以外にもセキュリティ、著作権問題、ネット犯罪などなど。既に幅広く生活に取り込まれ、監視され、見分けられ、判断され、依存している。最早、これらから遮断、離脱した原始的な生活には戻れない。そして更に人類のデジタル化は不可逆的に加速していくのだろう。その結果、辿り着く場所はどこか。我々はどうなっていくのだろうか。

Posted by ブクログ

2021/12/27

本書はコンピュータやテクノロジーの進歩についても詳しく説明されているが、私たちの生活を支えてきた土台の根本的な変化について語ることを主たる目的としている。  その変化を端的に示すワードが"デジタル爆発"であるが、それは数々のチャンスと同時に、様々なリスクももた...

本書はコンピュータやテクノロジーの進歩についても詳しく説明されているが、私たちの生活を支えてきた土台の根本的な変化について語ることを主たる目的としている。  その変化を端的に示すワードが"デジタル爆発"であるが、それは数々のチャンスと同時に、様々なリスクももたらしており、その急激な変化は、プライバシー、表現の自由、個人の自己管理可能性といった、これまで築かれてきた社会の適応能力を上回ってしまっている。  技術を活用した新たなサービスの登場、立法による規制とその予期せぬ副作用、訴訟及び判決の影響等、アメリカにおける近年の推移、動向が具体的に紹介されており、大変勉強になる。

Posted by ブクログ

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