商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 世界思想社 |
発売年月日 | 2021/10/29 |
JAN | 9784790717621 |
- 書籍
- 書籍
ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」
¥1,650
在庫あり
商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
外国人から見た日本の日常を書いた本。 ここに出てくる人たちは、私でも変なのって思うことがあったので、少しずつ、日本人も変わってきているのだろう。
Posted by
マリ出身で、京都精華大学の学長のウスビ・サコ氏による「日本の文化論」といえると思います。 タイトルから類推できるように、日本独特の「空気」についての考察がその中心。 「空気」が生まれた背景の考察を通して、背景の妥当性には理解を示しつつも、硬直的な「空気」には鋭い批判が述べられて...
マリ出身で、京都精華大学の学長のウスビ・サコ氏による「日本の文化論」といえると思います。 タイトルから類推できるように、日本独特の「空気」についての考察がその中心。 「空気」が生まれた背景の考察を通して、背景の妥当性には理解を示しつつも、硬直的な「空気」には鋭い批判が述べられています。 科学的な意味での「空気」と同様に、「場」を表す「空気」も、更新がなければ淀み、状態が悪化するので、「空気」の背景を抑えた上で、新たな流れを作ったり、入れ替えたりして更新することが大切、ということかと思います。 それにしても、ウスビ・サコ氏から見ると、日本には暗黙のルールがとっても多いのですね。 そういったものに一つ一つ気づいていき、その上で適切な行動をとれるようになりたいものです。
Posted by
著者は、京都精華大学の学長。アフリカ・マリ出身で日本在住30年。著者が感じた日本の不思議な習慣を「なんでやねん」と突っ込みながら比較考察する。 読んでみて、日本人の暗黙の了解の事柄(説明しなくても判る習慣など)が、外国人には判り難いものであること。日本人は言う事とやる事が違ってい...
著者は、京都精華大学の学長。アフリカ・マリ出身で日本在住30年。著者が感じた日本の不思議な習慣を「なんでやねん」と突っ込みながら比較考察する。 読んでみて、日本人の暗黙の了解の事柄(説明しなくても判る習慣など)が、外国人には判り難いものであること。日本人は言う事とやる事が違っていたり、理屈が通らない慣習があったりして、外国人が理解するには時間が掛かる。著者が体験したエピソードが色々紹介されていて、とても面白かった。 しかし、タイトルの「空気が読めない」のは、外国人に限ったことではない。日本人だって「空気が読めない」人はたくさん居る。かく言う自分も、九州の田舎から東京に来た時、場の空気が読めず、本音と建て前を普通に使い分ける東京人と付き合うのに大変苦労した。空気を読むのには、知識と時間と失敗体験が必要だ。況してや、著者が住む京都は、気質や言葉遣いが独特で「濃密な空気感」があるので難しいと思う。自分は住めない、、。
Posted by