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世界を超えて私はあなたに会いに行く
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世界を超えて私はあなたに会いに行く

イ・コンニム(著者), 矢島暁子(訳者)

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世界を超えて私はあなたに会いに行く

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2021/10/29
JAN 9784041110263

世界を超えて私はあなたに会いに行く

¥1,760

商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2024/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なおなおさんの本棚から♪ きっと図書館にあるはずと思い、探してみました。 物語のあらすじはなおなおさんのレビューに詳しくまとめられていますので、私は割愛(笑) そして、物語の真相(ネタバレ)もなおなおさんと同じく( ・×・)オクチチャックです♪ 「告白」(湊かなえ著)を思い出したのはσ(・ω・`)だけ? つい先日、「タイムマシン」を読了しましたが、本書もタイムリープをテーマにした小説で、家族の絆と時間の尊さを描いた作品です。 実際に人が時空を超えて未来や過去へ行き来する物語ではありません。 本書で時空を超えるのはズバリ「手紙」。 (▭-▭)✧ この小説を読んで、時間というものの価値を改めて考えさせられました。 現代のウニュと1982年のウニュが時空を超えて交流する様子は、ただのファンタジーではなく、私たち一人一人の日常にも通じる普遍的なテーマを扱っています。 家族との関係、特に親子間の絆の大切さが、手紙という形で繊細に描かれている点がとても印象的な作品。 物語の中で、ウニュは母親の不在と父親の無関心に苦しみますが、過去のウニュとの交流を通じて、家族の愛とは何か、そしてそれを取り戻すためにはどうすればいいのかを学んでいきます。 このプロセスは、読者にも自分自身の家族との関係を見つめ直す機会を与えます。 また、この小説は、過去と現在をつなぐ手紙というモチーフを通じて、時間の流れと記憶の重要性についても考察しています。 過去のウニュが現代のウニュに送る手紙は、ただの情報交換以上の意味を持ちます。 それは、過去の自分と対話し、未来を変える力を持つ象徴として描かれています。 この物語を読むことで、私たちは自分たちの過去と向き合い、未来に希望を持つことの大切さを学びます。 そして、家族という存在の大きな意味を再認識することができます。 『世界を超えて私はあなたに会いに行く』は、ただのタイムリープ物語ではなく、人生とは何か、家族とは何かを問いかける作品でした。 号泣度100%!ドラマ&映画化決定!第8回文学トンネ青少年文学賞大賞! 号泣度100%!! 【韓国で10万部突破】【ドラマ&映画化決定!】 2016年を生きる母のいない少女ウニュのもとに、1982年を生きる別の少女ウニュから手紙が届く。その手紙には母を探しだしてくれるとあるが…。失った家族を取り戻すタイムリープ物語。 ●あらすじ 【第8回文学トンネ青少年文学賞大賞作品】 2016年を生きる15歳のウニュは、自分に無関心な父と会話のない2人暮らし。生まれたときから母はおらず、どうしていないのかも父は教えてくれない。ある日、同じ名前の少女ウニュから手紙が届く。そのウニュは1982年に生きていると言う。最初はいたずらかと怒るウニュだったが、「幸運のコイン」をきっかけに、この不思議な手紙を信じるようになる。過去のウニュは、未来のウニュのために母を探しだし、なぜいなくなったのか調べてくれると言うが…。韓国で10万人が泣いた、失った家族を取り戻すタイムリープ物語。 この本に関わった人みんなが泣いた感動作!(翻訳者、編集者、画家、デザイナー) ●過去のウニュから未来のウニュへの手紙より あのね。あなたのお母さんは生きてるんじゃないかな? とにかく、私たちに想像もつかない何かが、どうしても知られたくない秘密があるのは間違いないと思う。 こうして違う世界に暮らしてる私たちが手紙をやり取りするってことは、私たちに特別な何かがあるってことかもしれないでしょ。だから、私がちょっとあなたの手助けをしてあげるっていうのはどう? 過去の中のあなたの両親を探して、あなたのお母さんの秘密を明らかにするの。あなたは私の未来に力を貸して。 著者について ●イ・コンニム:1989年蔚山(ウルサン)生まれ。ソウル新聞新春文芸に童話『メドゥーサの末裔』(未邦訳)が掲載され、2014年作家デビュー。本作で2017年に第8回文学トンネ青少年文学賞大賞を受賞した。著書に青少年小説『殺したい子』『幸運が君に近づいています』『名前を盗んだ少年』『少女のためのフェミニズム』(共著)、童話『おばけの悩み解決士』『悪党の住む家』(すべて未邦訳)がある。 ●矢島 暁子:学習院大学文学部卒、高麗大学大学院修士課程で国語学を専攻。訳書にソン・ウォンピョン『アーモンド』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位受賞)、同『三十の反撃』(以上祥伝社)、チョ・ナムジュ『ミカンの味』(朝日新聞出版)、イ・ギュテ『韓国人のこころとくらし』(彩流社)、キム・エランほか『目の眩んだ者たちの国家』(新泉社)、洪宗善ほか『世界の中のハングル』(三省堂)がある。

Posted by ブクログ

2023/10/25

最初から最後までお手紙のやり取りで進んでいく。ウニュと一緒に推測したり、互いに会えるのを楽しみに読み進めているとあっという間に読み終えてしまった。読み終わった後は温かな気持ち。便箋を選ぶところから相手を思う気持ちや自分の感情がこもっているし、ポストに入れる瞬間ちょっと緊張するとこ...

最初から最後までお手紙のやり取りで進んでいく。ウニュと一緒に推測したり、互いに会えるのを楽しみに読み進めているとあっという間に読み終えてしまった。読み終わった後は温かな気持ち。便箋を選ぶところから相手を思う気持ちや自分の感情がこもっているし、ポストに入れる瞬間ちょっと緊張するところも含めて、手紙っていいな。

Posted by ブクログ

2023/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中から何となく分かってた。 分かってたけど、お父さんからの手紙と最後の手紙には涙が止まらなくなってしまった。 妹のウニュがどれだけお父さんとお母さんから愛されていたのか分かったときはもうほんとぼろぼろ泣いた。 おばさんの「あなた本当にお母さんによく似てる」の意味も刺さる。 無邪気で残酷で美しい二人のウニュ。 自分が居なくなることが分かっているのに自分の名を娘に与えるウニュ。 なにも知らない無邪気さでずっと父の心をえぐり続けた事にもずっと気づかないでいたウニュ。 本当によく似ていると私も思う。 でもお父さんは本当に2人とも心から愛してて、愛してるから辛くて、張り裂けそうだったのがこぼれた「ごめんな」から伝わってとても辛かった。 それでも、きっとお父さんとウニュはこれからたくさん思い出を作っていけると思うし、なんだかんだおばさんとも仲良くやっていくような気がする。 それをきっともう1人のウニュはずっと見守り続けるのだろうな……… お話が手紙のやり取りだけで話が進んでいくというのもすごくよかった。 内面からでる言葉だけで紡がれるから、2人の感情とか、後悔とかがダイレクトに伝わってくる。 これのドラマ化と映画化が決まっていると噂には聞いているのだけど本当だろうか。 本当だとしたらどう構成されるのかすごく気になる。

Posted by ブクログ

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