商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 2021/10/27 |
JAN | 9784760153886 |
- 書籍
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白蝋仮面
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白蝋仮面
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三津木&御子柴コンビの宿敵(仮)・白蠟仮面をはじめ、癖の強い怪人たちが跋扈する作品と、どこか陰鬱な雰囲気が漂う少女向け雑誌掲載の短編5編を収録。 前者は、似たような展開(たとえば隠していた軽気球で逃走とか)が多いながら、自分の知っている人物に変装する白蠟仮面の活躍ぶり、ア...
三津木&御子柴コンビの宿敵(仮)・白蠟仮面をはじめ、癖の強い怪人たちが跋扈する作品と、どこか陰鬱な雰囲気が漂う少女向け雑誌掲載の短編5編を収録。 前者は、似たような展開(たとえば隠していた軽気球で逃走とか)が多いながら、自分の知っている人物に変装する白蠟仮面の活躍ぶり、アラブの大富豪に双子のエンターテイナーと作品後半でもサービスたっぷり。 「風船魔人」の怪奇な実験はビジュアル的にどれもインパクト満点だし、「黄金魔人」は突飛な内容ながら真相はこうまとめるのか!という面白さがあった。 「風船魔人」「黄金魔人」は今回のなかではかなりお気に入り。 「風船魔人」は古き良き特撮技術で映像化してほしい!(今なら藤井亮監督かなぁ) 少女向け雑誌収録作も推理はあるものの、冒険面は少ないため、陰鬱さのほうが増している。 それでも、人死の出た女子寮の幽霊、薔薇の花束、懐中時計のなかの謎の写真、夜に響く口笛…と、これまた絵になる要素がてんこもり。 ほかの推理小説のように映像化すると雰囲気の出る要素を押さえている、舞台劇風だな、と思う。 個人的には冒険があると楽しいのだが、可憐な少女のまわりで起こる事件というのも、また違った味わいで良い。
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