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逃げる女
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逃げる女

青木俊(著者)

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逃げる女

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/10/26
JAN 9784093866279

逃げる女

¥1,760

商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2023/03/13

女の逃走の先に待つ事件の真相

刑事ものの社会派サスペンス&ミステリー。事件現場が北海道内で、道警の刑事コンビが主人公、そして容疑者の女の逃走経路にも道内の実在の地名が次々と登場してくるため、道民であれば一層リアリティと臨場感をもってストーリーに入り込める。間一髪の息詰まる逃走・追跡劇が目まぐるしく展開されるが...

刑事ものの社会派サスペンス&ミステリー。事件現場が北海道内で、道警の刑事コンビが主人公、そして容疑者の女の逃走経路にも道内の実在の地名が次々と登場してくるため、道民であれば一層リアリティと臨場感をもってストーリーに入り込める。間一髪の息詰まる逃走・追跡劇が目まぐるしく展開されるが、女が逃げれば逃げるほど、事件の真相、核心に迫っていく仕掛けになっている。女に逃げおおさせるためにやや強引とも言える場面設定もあるが、読み進めるうちに、いつしか女の逃走に手を貸したくなる。

fugyogyo

2024/04/02

逃走劇の先にある衝撃の真実とは――。 人を殺しても、逮捕できないヤツがいる――。 2023年、秋。北海道・札幌の葬儀場で、道警捜査一課の生方吾郎は、久野麻美という女を張っていた。 8日前に起きた殺人事件の被疑者である彼女は、葬儀場を出た後、警察の追尾を受けながらもその姿を消して...

逃走劇の先にある衝撃の真実とは――。 人を殺しても、逮捕できないヤツがいる――。 2023年、秋。北海道・札幌の葬儀場で、道警捜査一課の生方吾郎は、久野麻美という女を張っていた。 8日前に起きた殺人事件の被疑者である彼女は、葬儀場を出た後、警察の追尾を受けながらもその姿を消してしまう。 札幌、旭川、釧路……張り巡らされた捜査の網をかわして、北海道を脱出しようとする麻美。生方は所轄の駆け出し刑事である溝口直子とコンビを組み、彼女をどこまでも追う。 手に汗握る逃走劇、その先に隠された思いもよらぬ真実とは――。 冤罪事件を迫真のリアリティが描き話題を攫った『潔白』の著者、4年ぶり待望の長編小説! 逃げる女と追う道警――白熱のノンストップミステリー!!

Posted by ブクログ

2024/03/10

逃亡者をあつかうサスペンスは、通常なら「逃げる側」か「追う側」のどちら側かに立つことでハラハラ感を味わうものだが、本作はどちらの側の視点からもそれを描いていて、あと一歩というところで逃げられ地団駄を踏む悔しさと薄氷の思いで間一髪窮地を脱出する、そのどちら側の立場からでも手に汗を握...

逃亡者をあつかうサスペンスは、通常なら「逃げる側」か「追う側」のどちら側かに立つことでハラハラ感を味わうものだが、本作はどちらの側の視点からもそれを描いていて、あと一歩というところで逃げられ地団駄を踏む悔しさと薄氷の思いで間一髪窮地を脱出する、そのどちら側の立場からでも手に汗を握らせることに成功している稀有な作品と思う。なぜなら読者が強く感情移入するためには、主人公が「なんとか逃げ伸びたい」人なのか「なんとしても捕まえたい」人なのか、そのどちらか一方に肩入れするからであって、その双方のどちらの立場からも肩入れさせるということは、野球の試合の満塁の場面で「打って欲しい」と「抑えて欲しい」の両方の立場を、純粋に野球というスポーツを楽しむというような中立的な立場ではなく、あくまで贔屓チームの側にたって楽しませるのと同等に難しいと思えるからだ。そして、逃げる側と追う側双方の立場を立体的に描くことで逃亡劇そのものの全体的な構図を見せることこそが実は作品の「逃げる者は実は●●だ」というテーマそのものになっている。札幌、釧路、水戸、小山、横須賀、横浜、品川という街のロケーション、道路、鉄道、空港、港湾という移動手段、飲み屋街、駐車場、巨大病院、という舞台描写もどれも魅力的で楽しい。

Posted by ブクログ

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