- 新品
- 書籍
- 新書
自民党政権はいつまで続くのか 河出新書
891円
獲得ポイント8P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2021/10/19 |
JAN | 9784309631394 |
- 書籍
- 新書
自民党政権はいつまで続くのか
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
自民党政権はいつまで続くのか
¥891
在庫なし
商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
近年の政治の課題を挙げ、選挙の票にならない困難な問題は先送りする自民党に苦言を呈し、本気になって政権奪取せよと野党に激を飛ばす本でした。 田原総一朗さんは著書よりも、『朝生』での印象が強い。 経歴は知らなかったが、元は東京12チャンネル(現テレ東)の開局時にディレクターとして入...
近年の政治の課題を挙げ、選挙の票にならない困難な問題は先送りする自民党に苦言を呈し、本気になって政権奪取せよと野党に激を飛ばす本でした。 田原総一朗さんは著書よりも、『朝生』での印象が強い。 経歴は知らなかったが、元は東京12チャンネル(現テレ東)の開局時にディレクターとして入社し、ドキュメンタリーを手掛けていた。 原子力利権に気づき政治家や官僚や電通を非難したため、「スポンサーを送らない」と脅され(現)テレ東を辞めさせられていた。 今ジャニーズが問題になっているが、これもメディアが圧力に屈してこれまで報道を避けていたという一面がある。 メディアをコントロールする電通やジャニーズのような企業や権力を監視する仕組みを作らなくてはいけないと思う。 本書は、菅政権から岸田政権に変わったタイミングで出版されているので最近の様子が書かれている。 田原総一朗さんは、自論の押し付け感が強く、他者の意見をよく否定する。 『朝生』では、司会者なのに自分の考えを喋りすぎという欠点もある。 田原さんは自論の展開のため誤った決めつけもありそうなので、7割くらいは本当なのだろうと受け止めることにしている。 だが、権力に忖度することは一切ないし、タブーにも踏み込んでいく胆の据わり方には感服している。 田原さんが取り上げた日本の課題は次の6つ。 ・エネルギー 脱炭素と原発、困難なエネルギー問題に触れたがらない自民党 ・経済 アベノミクスでない新しい経済戦略 ・日米同盟 米中戦争・台湾有事を起こさないために日本はどうするか ・選挙制度 党の推薦が選挙での得票数に直結する現選挙制度は変えられない? ・ジェンダーギャップ 日本は男女格差があまりにも大きい。出産はともかく育児・家事は女性の仕事という認識が抜けない。 ・野党 不祥事だらけの自民党政権がずっと続くのは野党が政権奪取する気がないから。 アベノミクスがうまくいっていないことは、国民の多くも分かっているし、自民党自身もわかっている。 では、どうすればよいのかが誰も分からなくて困っているのだ。 だからアベノミクスを批判しても野党の支持は上がらない。 日本には「危機管理」という概念がない。 一般には国が亡びる危険性、即ち戦争を想定しているのが「危機管理」だそうだ。 日本は憲法で戦争を放棄しているので、危機管理条項もない。 コロナ禍で、国がお願いしかできなかったのも、「危機管理」が法的にも整備されていないためだ。 日本は「同調圧力」が強すぎる。正論を言うと左遷される。つまり空気を読んだ「協調性」が最優先される。 池上彰さんも言っていた「アーミテージ・レポート」がここでも出てきた。 集団的自衛権の行使をしないのであれば日米同盟の意味はない、としつこく書かれている。 安倍政権では多くの国民の反対を無視して閣議決定を強行した。 日本の政治はアメリカの圧力に屈しているものが多い。 エネルギー(原子力)、経済政策、日米同盟は特にアメリカの意向が強く反映されている。 ジェンダーギャップに関しては日本独自の問題だ。 いまだに男性が育児休暇を取ることがニュースになるのは、日本がそんな社会であるということだ。 「女性が輝く社会」というスローガンも、女性をバカにしている思考回路が見て取れる。 田原総一朗さんって、右派からも左派からも叩かれるし、中道でもないし、立ち位置がわからない。 私も全面的に支持してはいないが、権力者に面と向かって意見できる貴重な存在だ。 最近こういう「空気を読まない」人が減っていると感じる。 受けた経験に味を占めて、「空気を読まないフリ」をするのはやめて欲しいけどね。
Posted by
著者ほどのジャーナリストになると、政権レベルで意見が言えることに驚きを感じました。子供の頃から朝生等拝見し、今でも熱い議論をされている著者の熱意に感服いたします。
Posted by
コロナ敗戦の日本で: 罰則規定付き緊急事態宜言 世界トップの医療制を活かせない「司令塔不在」 無観客開催と感染爆発 未来志向の政治とは―六つの重大課題: 脱炭素と原発ー課題一・エネルギー政策 新しい成長戦略―課題ニ・経済政策 米中戦争の回避ー課題三・安全保障政策 金権か、付度か...
コロナ敗戦の日本で: 罰則規定付き緊急事態宜言 世界トップの医療制を活かせない「司令塔不在」 無観客開催と感染爆発 未来志向の政治とは―六つの重大課題: 脱炭素と原発ー課題一・エネルギー政策 新しい成長戦略―課題ニ・経済政策 米中戦争の回避ー課題三・安全保障政策 金権か、付度かー課題四・選挙制度 男女格の解消ー課題五・ジェンダーギャップ 新・連立の時代—課題六・政権交代 脱炭素と原発―エネルギー政策: 「危機管理」なき国家 東日本大震災は「第二の敗戦」 脱炭素のエネルギー政策とは? 小泉純一郎の「原発ゼロ」 アメリカの国策に支配される日本 新しい成長戦略―経済政策: 松下幸之助の経営哲学 なぜ日本は産業構造の変化に対応できなかったのか 物事は「空気」で決まる 産業構造の抜本的改革へ 若者のために半年休暇を導入せよ 米中戦争の回避―安全保障政策: バイデン大統領の「民主主義」 同盟国との関係、対中問題 「軍に殺される」、政治家の恐怖 誰も望まない戦争の結末 日本は「アメリカの奴隷」か 日米同盟の双務性が意味するもの 日米地位協定改定の重要性 金権か、忖度か―選挙制度: イエスマンたちの付度政治 公文書隠蔽は日本の悪しき伝統 総務省接待問題 男女格差の解消―ジェンダーギャップ: 女性を差別する国・日本 先進国最低の女性比率 男性の育児休暇がニュースになってしまう 「男女格差」は日本の構造問題 「女性が輝く社会」に透けて見える本音 第7章 新・連立の時代―政権交代 検察によってつぶされた民主党政権 日本に対立軸は本当にないのか 緊張感なき自民党議員たち
Posted by