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毒警官
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毒警官

佐野晶(著者)

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毒警官

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/10/15
JAN 9784093866163

商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2023/11/27

鳩裏交番の「ごんぞう」は、毒に耐性を持ち、毒で「お仕置き」をする「異様」な警官だった。 やる気のない警官たちの「活躍」を描いた、 前作の「GAP」が結構、気に入ったので、 この作品の紹介記事で、前作に登場した「鳩裏交番」の名前を目にしたため、 おっ、続編が出たか、と、即買いした。...

鳩裏交番の「ごんぞう」は、毒に耐性を持ち、毒で「お仕置き」をする「異様」な警官だった。 やる気のない警官たちの「活躍」を描いた、 前作の「GAP」が結構、気に入ったので、 この作品の紹介記事で、前作に登場した「鳩裏交番」の名前を目にしたため、 おっ、続編が出たか、と、即買いした。 う~ん、続編とは、意味が少々異なるかな。 鳩裏交番のお巡りさんが主人公で、やはり、「ごんぞう」であることは 間違いないのだけど。 前作では、鳩裏交番に回されてきた新米巡査が、 ごんぞう警官と付き合っていくうちに、彼らの真の姿に触れていくという、 なかなか、心に響く物語だった。 と、そんな彼らにまた会えるのかと思ったのだが…。 今回のごんぞう警官は阿久津。 壮絶な過去を持ち、さらに、毒に耐性があり、毒で快楽を得られるという 特異体質の持ち主で、その設定からして、少々異質である。 そんな彼が、窃盗犯で仮釈中の利根を巻き込んで、 警察に見逃される児童虐待や性的虐待、事故で処理された案件を、 探り、真相を見出し、毒をもって悪い奴にお仕置きする。 阿久津のアンテナに引っかかった虐待、 特に児童虐待は、ハードでヘビーなもので、 阿久津の体質や過去と相まって、ドロドロ、グニャリグニャリしてくる。 「必殺」のように、斬って捨てるという始末の付け方でないところが、 いいのだろう。 何しろ、ごんぞうとはいえ、警官なんだから。 こうなると、次の鳩裏交番シリーズは、どんな警官が出てくるのだろうか。 楽しみでもあり、怖ろしくもある。

Posted by ブクログ

2023/07/30

交番警官が立件し辛い事件の加害者に毒で制裁を加えるというリアルに毒をもって毒を制す話。事件の加害者達がほんまに最低で、警察が駄目なら頼む毒警官、と違法捜査を行うダークヒーローを応援したくなる。

Posted by ブクログ

2022/10/17

毒物の取り扱いに秀でた阿久津春也とピッキング行為で捕まり保釈された利根太作が、盗聴盗撮を駆使して様々な案件を処理する物語だが、警官である阿久津、利根の職場となるレストラン ヴェレーノの小海友紀など、魅力的な人物が繰り広げる展開が楽しめた.手順は利根が対象家屋に忍び込み盗撮盗聴装置...

毒物の取り扱いに秀でた阿久津春也とピッキング行為で捕まり保釈された利根太作が、盗聴盗撮を駆使して様々な案件を処理する物語だが、警官である阿久津、利根の職場となるレストラン ヴェレーノの小海友紀など、魅力的な人物が繰り広げる展開が楽しめた.手順は利根が対象家屋に忍び込み盗撮盗聴装置を設置し様子を確認し、状況を把握した阿久津が適切な毒物を選択する.最初の事例では父母が飲む焼酎に投入する.DVに苦しんでいた卓は父親の細木四郎の逮捕で解決.いじめの首謀者上川も毒物入り飲み物で形無しになる.難題だったのは引きこもりの上尾克俊の事例.阿久津の陽動作戦、利根の探索活動が功を奏し、克俊は閉鎖病棟に隔離されたが脱走し、阿久津と友紀の最高のイベントを混乱させる.テンポの早い決断を阿久津が出し、それを利根が上手くこなす.痛快な物語だった.

Posted by ブクログ

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