商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎メディアコンサルティング/幻冬舎 |
発売年月日 | 2021/10/04 |
JAN | 9784344934368 |
- 書籍
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ふるさとの笑顔が、咲き始める場所
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ふるさとの笑顔が、咲き始める場所
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【概略】 人口およそ5万人の群馬県沼田市、そこで「地域包括ケアシステム」の構築を進める大誠会グループ。その第一歩は、創始者である内田好司氏による内田外科医院だった。そこから介護老人保健施設、NPO法人の設立など、「地域といっしょに。あなたのために。」という理念のもと、0歳から1...
【概略】 人口およそ5万人の群馬県沼田市、そこで「地域包括ケアシステム」の構築を進める大誠会グループ。その第一歩は、創始者である内田好司氏による内田外科医院だった。そこから介護老人保健施設、NPO法人の設立など、「地域といっしょに。あなたのために。」という理念のもと、0歳から100歳までケアをするネットワークを広げるに至る。脱・身体拘束をはじめとする入所者さんへのケアのマインドセットは?そして全国から優秀な職員が集まる秘密とは? 2024年09月03日 読了 【書評】 色々な点がつながって線になっていく過程、いや、小さな円がどんどん広がっていくような感じかな?もちろんその過程には大変なこともあったけれど、過去を笑って糧にする強さを感じたなぁ。お医者さんにとって、相当に重要な精神的な要素じゃないのかな?と思う。患者または入所者という立場からすると、凄く頼もしいものね。 「身体拘束」・・・自分はまだ両親が元気で。母方の祖母は認知症になる前に他界したのだけど、父方の祖母は認知症で施設に入ってて。正直、施設に行くことがなかったので(色々と怖かったので)身体拘束をされていたのかどうかわからない。・・・けど、想像したら、やはり萎えるね・・・。自分はただただ本を読み、机上で学ばせてもらっている立場、だからやってもいない見てもいない立場で盲目的に「身体拘束やってるトコはダメダメ!」と、飛びつくことはできない・・・けれど、理想を現実のものにしていく過程は、読者の立場でちょっと感動した。そりゃ働いてる側も、辛いよね。肉体的に縛り付けることで、相手の尊厳も縛り付けちゃってるものね。 そして「まちづくり」からの「少子高齢化対策」につながる各市区町村が抱える悩みを、病院並びに関連施設&サービスでもって解決をしていこうという試みと結果、素晴らしいよね。5万人の人口である沼田市、著者が携わる施設とサービスは、相当数の雇用を創出してると思う。若い世代は、将来の不安よりも、目の前の今、住みやすいという部分に惹かれるという著者の言葉、そのとおりだと思う。それを現実のものとするための、0歳から100歳まで、だよね。 よく経営者は従業員に対して上昇気流に乗ってる感覚にさせよ、それが大事だ、なんて話を聞いたりする。医療や介護という言葉には、ワクワクといった表現は、時として眉をひそめる人がいるかもしれない。でも、働いている方達も、やはり人間、やりがいや職場の将来に対して上昇気流というワクワクがあると、それが入所者さんへの笑顔にもつながる。そういった経営者としての必要な要素を、垣間見た気がするよ。
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