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辻堂ゆめ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2021/09/30
JAN 9784488028497

トリカゴ

¥1,980

商品レビュー

4.1

99件のお客様レビュー

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2024/11/12

実際、無戸籍の人がいるなんてこの本を読むまで考えたこともなかった。戸籍はあるものだと思っていたのでびっくりした。 もっとそういった人が戸籍が作れて、生活できるようになれば良いなと思った。

Posted by ブクログ

2024/11/09

最初は主人公の女刑事が傲慢な感じがして、なんだか嫌な気分になりもしたけど、読み進めていくうちにおもしろくなってきた。 『当たり前に持っているが故の傲慢さ』 それはわたし自身も気づかないうちに周りに感じられているのだろうな。 だからこそ嫌な気分になったんだろうと読み終わった後思っ...

最初は主人公の女刑事が傲慢な感じがして、なんだか嫌な気分になりもしたけど、読み進めていくうちにおもしろくなってきた。 『当たり前に持っているが故の傲慢さ』 それはわたし自身も気づかないうちに周りに感じられているのだろうな。 だからこそ嫌な気分になったんだろうと読み終わった後思った。

Posted by ブクログ

2024/11/02

 辻堂ゆめさんのこの作品もいつかいつか読みたいと思っていた作品…「無戸籍者支援」がテーマだったとは、知らずに手にしましたが、読めてよかったかなって思います。  26年前の1996年5月に発生した「鳥籠事件」…幼い兄妹が母に育児放棄された上に鳥とともに数年間監禁されたもの、事件発...

 辻堂ゆめさんのこの作品もいつかいつか読みたいと思っていた作品…「無戸籍者支援」がテーマだったとは、知らずに手にしましたが、読めてよかったかなって思います。  26年前の1996年5月に発生した「鳥籠事件」…幼い兄妹が母に育児放棄された上に鳥とともに数年間監禁されたもの、事件発覚後母は逮捕され兄妹は保護されたが言葉を発することもできず発育の遅れが目立ち、一部報道では鳥のようだ…と。当時6歳だった主人公の森垣里穂子は大きな衝撃を受けたことも要素となり、現在は蒲田警察署刑事課強行犯係の刑事になっていた…。私生活では夫と1歳の娘と暮らしていたが、仕事柄夫の負担が大きくなっており、家族とのすれ違いの日々に悩んでいた…。そんな中、蒲田署管内で殺人未遂事件が発生…現場に急行し被疑者の女性を逮捕したが、事情聴取の中で戸籍がないと供述した女性…。事件直後は罪を認めていたのに、拘留期限間近で否認に転じたことから保釈となる…。彼女のあとをおいかけると、彼女は約15人もの無戸籍者たちがひっそりと生活を共にする“ユートピア”に…彼女はハナと呼ばれ、そして兄のリョウが代表らしい…。無戸籍者の彼らたち力になりたいという思いとともに、26年前の「鳥籠事件」を想起させるものも…。里穂子が追う殺人未遂事件と、「鳥籠事件」の真相はいかに…。  ちょっと長いけど、今の時代の世相を「無戸籍者支援」にあてて暴くものです。親の勝手な都合で出生届を出さないって、私的にはありえないと、怒りさえ湧いてきます…。でも、支援の形は違っても手を差し伸べてくれる人もいる…ハナやリョウの将来には問題が山積しているけれど、どうか力強く生きて行ってほしいと思いました。

Posted by ブクログ

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