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ウォーターダンサー 新潮クレスト・ブックス
3,080円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/09/28 |
JAN | 9784105901745 |
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ウォーターダンサー
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ウォーターダンサー
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
黒人奴隷を解放するためにハイラムに備わった「導引」という能力。でもその能力を行使するには「水」そして「記憶」と「物語」が不可欠で、そのきっかけを起こす何か象徴も必要だ。それが起こる時、青い霧が立ちのぼる。こんな風に書くと何かSF小説のようだけど全くそんな感じがなく、静謐な筆致で丁...
黒人奴隷を解放するためにハイラムに備わった「導引」という能力。でもその能力を行使するには「水」そして「記憶」と「物語」が不可欠で、そのきっかけを起こす何か象徴も必要だ。それが起こる時、青い霧が立ちのぼる。こんな風に書くと何かSF小説のようだけど全くそんな感じがなく、静謐な筆致で丁寧な描写がされているので、とてもリアルな風景が見える。なのでじっくりと読み込んでしまうのだ。ウォーターダンスをする母親が青い霧の向こうに垣間見える失われた記憶が切ない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
人種差別は自由の国を喧伝するアメリカのあまりにもあからさまな矛盾で、それを外部からどのように語っても的外れにはなってしまうが、この本からはその世界の歴史的な面を少しだけ垣間見ることができる。 そしてこの本のテーマはそんな歴史の問題だけにとどまらず現代の個人の意志にまで広がっている。 キーポイントは記憶でありそこから紡ぎ出される物語。現実はもっと厳しいかもしれないけどそんな物語があるからこそ厳しい現実に立ち向かって地下鉄道を辿っていくことができたということかもしれない。 微温的なハッピーエンドは遥か昔に奴隷制度を克服しても問題は解決しない現実も示している。
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つ、つらかった。。。奴隷制の話だった。著者はジャーナリストなんだな、知らなかった。ボールドウィンの再来と評されたことがあるみたいだけど、そこで別の黒人作家と結びつけることがもう無意識のレッテルだと思うわ(とトニモリスンへ言いたい)内容の事前情報ゼロの状態で読み出す癖をそろそろやめ...
つ、つらかった。。。奴隷制の話だった。著者はジャーナリストなんだな、知らなかった。ボールドウィンの再来と評されたことがあるみたいだけど、そこで別の黒人作家と結びつけることがもう無意識のレッテルだと思うわ(とトニモリスンへ言いたい)内容の事前情報ゼロの状態で読み出す癖をそろそろやめたいと思いつつ、ジャケ(装丁)とタイトルの雰囲気で図書館へ予約を入れて、手元に来た順に読んでるからついつい避けたいはずのテーマも読むことになってしまうのよ(おわり
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