商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/09/29 |
JAN | 9784101802251 |
- 書籍
- 文庫
伯爵と成金
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伯爵と成金
¥693
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商品レビュー
2.8
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おもしろかったけど、最後が唐突に終わった。解けない謎の正解が気になる。余白を残すタイプか〜。聡明じゃないから正解を示してほしい気持ち。読んでいる中でキャラクターに惹かれていった。
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昭和初期の東京で、顔のいい探偵と助手がエログロナンセンス事件を解決してゆくミステリー。表紙イラストまんまの内容。期待したよりも現代風ではあったが、その分読みやすいとも言える。 一種の擬似BLとしても楽しく読めた。女っ気の乏しい男2人が出会ってすぐに同居をはじめたり、ピンチのたび...
昭和初期の東京で、顔のいい探偵と助手がエログロナンセンス事件を解決してゆくミステリー。表紙イラストまんまの内容。期待したよりも現代風ではあったが、その分読みやすいとも言える。 一種の擬似BLとしても楽しく読めた。女っ気の乏しい男2人が出会ってすぐに同居をはじめたり、ピンチのたびに颯爽と相棒を助けたり、いつの間にか共にいるのが自然になってくつろいでいたり、といったバディドラマも静かに展開するので、この2人はどうなるんだろうかという期待でもって物語の最後まで興味が持続した。 それにしても、新潮文庫のはずなのに、なんだこのラノベのようなブックデザインは。本当にこれは新潮文庫なのか?背表紙はむしろ講談社文庫っぽくないか?と訝しみつつ読了後に調べたら、「新潮文庫NEX」という新レーベルだった。自分にとっては、小説の内容よりも衝撃的だったかもしれない。あの新潮社がラノベレーベルを⁈という衝撃である。 新潮文庫NEX。ロゴがゲシュタルト崩壊を起こして文字と認識できないあたりいかにも令和だ。キャラクターと物語の融合がコンセプトのレーベルだそうだ。 確かにこの『成金と伯爵』も、イケメンキャラクター達の存在感と関係性の力学で読ませる物語だった。物語の駒というよりも一種のアイドルのようなキャラクターと言えば伝わるだろうか。コンテンツが飽和しきった世の中で、現代人がお金を出すのはコレだと新潮社が判断したという所に時代を感じた。 大手出版社も生存競争の真っ只中にあるのだなと改めて思った。角川書店はウェブ漫画への切り替えが上手かった。青林堂は結局今どうなったんだ。内容とは無関係に、出版社の行く末にあれこれ思いを馳せる読書だった。
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読み進めるうちに成金の道楽息子がことのほかいい奴に思えてきてしまう。 終わり方をみれば、これ2巻もあるのかな?という期待も。
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