権力者と愚か者 FT編集長が見た激動の15年

ライオネル・バーバー(著者), 高遠裕子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 日経BPM
• 発売年月日: 2021/09/17
• JAN: 9784532358839

商品レビュー

2022/03/22

ファイナンシャル・タイムズ編集長の日記形式で、社内や各国・組織の首脳とのやり取りがつづられている。
本当に様々な人との接点があり、それぞれの人となりの一旦は見える。ただ、それぞれが深堀はされていないので、人物という点では面白みがあまりない。
出来事の流れを追うのには役立つかもしれないが、それもそれほどと感じた。

登場人物の多くは「FTを利用して自分の広報に使おう」「選挙で有利にしたい」というような意図が見える。基本的にみんな嫌な人々に書かれていて、実際にそうなのかもしれない。権力を求める人は、そういうところがないと座に就くのも難しいとも思う。

日本に関する記述が少なく、国際社会における日本の存在の薄さをまざまざと感じさせる。読んでいて、なかなか厳しいものがある。東日本大震災のときでさえ２回ほど触れられただけだった。

2022/03/12

レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12731443611.html

2021/10/17

FT編集長の日記的随筆。
日経に買収されるところは面白いが、日経BPが発行しているところが、少し冷める。