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さよたんていのおなやみ相談室
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さよたんていのおなやみ相談室

さよたんてい(著者)

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さよたんていのおなやみ相談室

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ぴあ
発売年月日 2021/09/10
JAN 9784835646329

さよたんていのおなやみ相談室

¥1,479

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2022/06/04
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さよたんていのおなやみ相談室 著者:さよたんてい 発行:2021年9月15日 ぴあ株式会社 関西支社 人生相談を読んでいると、答えに種類があることが分かってくる。①相談者の視点を変えさせる観念論的アドバイス(お寺の掲示板にありがち)②意外性のある明確な審判③斬新な具体策の提案④正統姿勢貫徹のすすめ⑤実はお茶を濁すだけで何の答えにもなっていない・・・新聞などの有名人による相談は、そんな種類をいくつか織り交ぜながら見事に回答していくことが多い。 さよたんていは9歳(小3)の時にお悩み相談に答え始め、2年続けている。大人はつい、子供ならではの視点を期待してしまうものだが、そんなに簡単にそういうものは出てこない。大人が抱く〝幻想〟に終わることが多い。さよたんていの場合は、そういう大人の勝手な期待の中で、ごく普通の子供の回答が返ってきたりするので意外性を突かれて楽しいという面があるかもしれない。①専門家のような分析②宗教家のような観念論③子供の世界(現実を分かっていない特権)からの力強い回答④子供の世界におけるごく普通の回答、などのパターンがある。いろいろな人から(大人が多い)の悩みに対し、短く(ほぼ一言で)回答をしていく。原稿はすべて手書きで、本にも本人自筆の手書き原稿がイラスト付きで掲載されている。 さよたんていを始めてから、最初は母親が「依頼」を出していたそうだが、段々と悩みがなくなってきて、知人を通じて集めたようだ。かなりの数になり、自費で本にしたらいくつかの出版社から声がかかって出版となったらしい。1冊の本に多くのお悩みと回答があり、各回答も短いので、思いつくまま書いているように思ってしまうが、母親による「あとがき」から読み解くと、どうやら一つ一つ丁寧に真摯に向き合って回答しているようだ。小さな頃から自分の中に数人のキャラがいて、あたかもメタバースのなかで彼ら彼女らが対話し、時には言い争ったりしてきたらしい。素晴らしい想像力と帰結力を持った子供なのだろう。 例) ・相談「嫁がすぐキレます」(31歳) ・回答「①目をとじておわるのをまつ ②キレはじめたら何かあまいものをわたす ③段ボールで小さなお家を作りキレはじめたら「じゃあまたあとで」といってこもりましょう」 *子供の世界からの素直な回答 ・相談「高校生の弟がいるのですが、弟のほうが出来が良いので親に高校生の時の自分と比べられるのが悲しいです。どうしたらいいですか?」(18歳) ・回答「それがげんじつです。弟をほめてあげられるおねえさんになりましょう」 *大人のようなさめた視点からのアドバイス ・相談「小学2年生の息子が話をきちんと聞いてくれません。毎日けんかになります。どうしたらいいですか?」(48歳) ・回答「あなたはむすこの話をきちんときいていますか?むすこがどうしたいか先にきいてあげてください」 *専門家のようなアドバイス 

Posted by ブクログ

2022/03/11

母親からの薦めで読みました。 自然と笑顔になれる本で、面白かったです。 私もユーモアでストレスを上手く避け、人を笑顔にさせられる人間になりたいなと思いました。いや、なります。

Posted by ブクログ

2022/02/06

大人からのさまざまな悩みに、時にナナメから斬新に、時に核心をズバッと突いて答えていく小学3年生の女の子・さよ探偵。ニヤッとするし、おおっとなる。全くの赤の他人で子どもだからこそ真ん中にささることもある。大人になるにつれて大小たくさんの悩みが出てくるのは、頭でっかちになって凝り固ま...

大人からのさまざまな悩みに、時にナナメから斬新に、時に核心をズバッと突いて答えていく小学3年生の女の子・さよ探偵。ニヤッとするし、おおっとなる。全くの赤の他人で子どもだからこそ真ん中にささることもある。大人になるにつれて大小たくさんの悩みが出てくるのは、頭でっかちになって凝り固まって身動きがとれなくなってしまうからか。さよ探偵のように軽やかに優しくおもしろく物事を考えられたらいいなと思う。最後のお母さんのあとがきに綴られたさよ探偵誕生の裏話も素敵だ。

Posted by ブクログ