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日本大空襲「実行犯」の告白 なぜ46万人は殺されたのか 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/08/18 |
JAN | 9784106109171 |
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日本大空襲「実行犯」の告白
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日本大空襲「実行犯」の告白
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
野望の実現のために失われた命があまりにも多すぎる。 やればやるほど倫理観は薄れ、己を正当化し、振り返ることもしない。
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太平洋戦争末期、敗色濃厚の日本に対し、アメリカは徹底した爆撃を行った。なぜか? 長年埋もれていた米軍の内部資料をもとに、無差別爆撃の背後にあった狙いを解き明かす書籍。 第2次世界大戦中、アメリカに“空軍”は存在せず、陸軍の下部組織に位置づけられ、“陸軍航空軍”と呼ばれていた。当...
太平洋戦争末期、敗色濃厚の日本に対し、アメリカは徹底した爆撃を行った。なぜか? 長年埋もれていた米軍の内部資料をもとに、無差別爆撃の背後にあった狙いを解き明かす書籍。 第2次世界大戦中、アメリカに“空軍”は存在せず、陸軍の下部組織に位置づけられ、“陸軍航空軍”と呼ばれていた。当時の航空軍総司令官、ヘンリー・アーノルド大将は、戦争の勝利以上に「空軍の独立」にこだわっていた。そして戦後、1947年、日本への空爆の成果を足がかりに独立を果たす。 戦時中の1944年、米軍では、陸軍と海軍が互いの威信をかけ、日本本土への上陸を競い合った。こうした中で航空軍が戦果を上げるには、日本本土への直接爆撃しかなかった。 当初、日本本土への空爆は、「精密爆撃」(軍需産業など、主要な社会・経済的機能をピンポイントで爆撃し、戦争遂行能力を奪う作戦)を目指していた。だが、爆撃作戦は失敗が続き、アーノルドは軍内部で苦しい立場に追い込まれた。 追い詰められたアーノルドは、焼夷弾を大量にばらまく「地域爆撃」へと戦略を転換する。1945年3月の東京大空襲では、32万7000発の焼夷弾を投下、犠牲者は12万人とも言われる。 アーノルドは航空軍の力で戦争を終わらせるため、1945年6月以降は地方都市にまで空爆の対象を拡大する。その結果、終戦までに空爆は約2000回行われ、237カ所が爆撃された。犠牲者は、原爆による犠牲者を含めると約46万人にのぼる。 無差別爆撃戦略の原点は、航空軍の戦略の基礎を作ったウィリアム・ミッチェルにある。彼は1919年のレポートで、物資の生産を通じて国の産業や軍事力を支えている女性や子どもも含め、「全ての者は戦闘員とみなされるべきだ」と述べた。
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B29によル日本への無差別爆撃、戦略爆撃の思想と空軍創設への思い。戦争遂行と組織の力学を残された証言テープから解き明かす。 NHKの番組から生まれた一冊。飛行機の進化により国の中枢を攻撃すれば戦争が早期に集結するという思想。陸海軍から空軍の独立を達成しようとする部隊。しかし日本...
B29によル日本への無差別爆撃、戦略爆撃の思想と空軍創設への思い。戦争遂行と組織の力学を残された証言テープから解き明かす。 NHKの番組から生まれた一冊。飛行機の進化により国の中枢を攻撃すれば戦争が早期に集結するという思想。陸海軍から空軍の独立を達成しようとする部隊。しかし日本列島上空のジェット気流に阻まれ、焼夷弾による都市部への無差別爆撃に作戦を変更する。 組織の力学に突き動かされ多くの犠牲者の出た戦争。46万人の日本人が犠牲になったという空襲の舞台裏に迫った傑作でした。
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