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うつろふ
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うつろふ

奥坂まや(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ふらんす堂
発売年月日 2021/08/16
JAN 9784781413709

うつろふ

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商品レビュー

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2022/01/10

昨年末の日経新聞で、1年の間に発刊された句集について、俳人の神野紗希さんが推薦した3冊の中の1冊。 桜散るいつもわれらを置き去りに 古希を過ぎた俳人が、自らも「うつろひゆくもの」として、季語に捧げる俳句を詠み続けたい、という。 こうした一人一人の思いや声は、沢山生まれて波のよ...

昨年末の日経新聞で、1年の間に発刊された句集について、俳人の神野紗希さんが推薦した3冊の中の1冊。 桜散るいつもわれらを置き去りに 古希を過ぎた俳人が、自らも「うつろひゆくもの」として、季語に捧げる俳句を詠み続けたい、という。 こうした一人一人の思いや声は、沢山生まれて波のようにうねり、どこに行くのか。 生きていたことが誰かの記憶に残り、それもやがて消えていくように、詩歌もまた消えていく。 それでもやめられないのは、生きていくことをやめられないのと同じく、またそれだけなく、人との交わりの中で確かに生きていくことと同じように、世界における発見を切り取って伝えていく喜びがあるように思う。 1ページに2句が配置されて読みやすい。もし4句、5句と並べられていたら、読み手は苦しかったと思う。 そして、巻末に初句五十音索引があり、気になった言葉を元に、引くことができるよう工夫されていることも素晴らしい。 願わくば、高校生が読める程度の漢字の表記にして欲しい。俳句は難しい漢字が多すぎる。

Posted by ブクログ