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「性」の進化論講義 生物史を変えたオスとメスの謎 PHP新書1272
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2021/08/12 |
JAN | 9784569850382 |
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「性」の進化論講義
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性がなぜあるのか。 結局、答えはよくわからない。 今何かの役にたつからといって、 それが起源だとは限らないから。 進化は目的をもたない。 将来の備えのために進化はしない。 自然淘汰って、すごい力だな、 と改めて思わせてすれる。 個体間に差があって、子供の数が多いだけで 働き...
性がなぜあるのか。 結局、答えはよくわからない。 今何かの役にたつからといって、 それが起源だとは限らないから。 進化は目的をもたない。 将来の備えのために進化はしない。 自然淘汰って、すごい力だな、 と改めて思わせてすれる。 個体間に差があって、子供の数が多いだけで 働き出すのだから。 結果、これだけの多様性が生まれているのだから。
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過去の同じ著者の本と比べて、かなり真剣に読んだつもり。そうでないと、理解できないから。もっとも、読んでいる場所はいつも通り電車の中で、途中でうつらうつらすることも多かったのだけれど。一番印象に残っているのはオーストラリアに住むカエルのウペロレイア。カエルはオスが鳴いてメスをひきつ...
過去の同じ著者の本と比べて、かなり真剣に読んだつもり。そうでないと、理解できないから。もっとも、読んでいる場所はいつも通り電車の中で、途中でうつらうつらすることも多かったのだけれど。一番印象に残っているのはオーストラリアに住むカエルのウペロレイア。カエルはオスが鳴いてメスをひきつけるが、身体が大きいほど低い声になるはずなので、なるべく低い声が選ばれると予想できるが、それがそうとも言えないらしい。ウペロレイアのメスは、決まって自分の体重の70%くらいのオスを選ぶらしい。このカエル、メスとオスがペアになると、メスがオスを背中にのせて泳いでいく。そしてメスが卵を1粒生むと、そこにオスは精子をかける。あまりにオスが重すぎると、産卵の途中でメスが力尽き、おぼれ死んでしまうことがあるらしい。自然界にはまだまだ知らないことがいっぱいあるわけだ。ヒトの女性が男性の汗臭いTシャツをにおい、どのにおいを好むかを調べてみる。そうすると、自分とは対立する遺伝子を多く持つ男性を選ぶことが多いという。そうすることで、遺伝子の多様性を保ち、絶滅することを防いでいるのかもしれないけれど、これはどうなんだろう。いっしょに暮らしていると、細菌などをふくめて、同じものを共有することが多くなって、においが似てくることはありそうだけれど。まあでも、ペアを組むにあたっては、視覚や聴覚より、味覚や嗅覚の感じ方が似ている方が大事な気はするなあ。同じ臭さでも、あまり気にならないものと、もう本当に耐えられないものがあるから。
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