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原爆スラムと呼ばれたまち ひろしま・基町相生通り
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原爆スラムと呼ばれたまち ひろしま・基町相生通り

石丸紀興(著者), 千葉桂司(著者), 矢野正和(著者), 山下和也(著者)

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原爆スラムと呼ばれたまち ひろしま・基町相生通り

¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あけび書房
発売年月日 2021/08/05
JAN 9784871541916

原爆スラムと呼ばれたまち

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商品レビュー

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2022/03/01

表題の基町相生通りは、かつて原爆ドーム北側の本川東岸に広がっていたバラック住宅地区のこと。被爆者や敗戦後の生活弱者たちが集まって形成された。こうの史代『夕凪の街 桜の国』の舞台である。なので表紙には、こうのさんの推薦文と作中の1コマが描かれている。 本書は1970年に行なわれた...

表題の基町相生通りは、かつて原爆ドーム北側の本川東岸に広がっていたバラック住宅地区のこと。被爆者や敗戦後の生活弱者たちが集まって形成された。こうの史代『夕凪の街 桜の国』の舞台である。なので表紙には、こうのさんの推薦文と作中の1コマが描かれている。 本書は1970年に行なわれた相生通りの実態調査と、そのクリアランス後の1979年に元住民に行なわれた追跡調査とを1冊にまとめたもの。著者たちによると、相生通りは貧困・差別・衛生・火災など多くの困難に直面しながらも、むしろ活気や明るさのある空間であった。狭いながらも同じ形の家は1件もなく、そこには家主の「自由」がある。また、自動車が通れないような幅だからこそ、道には様々な暮らしの空間であり、これが家の狭さを補っていた。とはいえこうした活気は、地区内での国籍間の分断や外国籍住民への偏見を解決するものではなかったことにも、触れられている。こうのさんの作品を読んだ方は、本書もぜひ。

Posted by ブクログ

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