JD 日本を変えるジョブディスクリプション

岡本佳文(著者)

• 販売会社／発売会社: 時事通信社
• 発売年月日: 2021/08/06
• JAN: 9784788717510

商品レビュー

2022/06/20

ジョブディスクリプションとは何だろう、ってくらいで読むといい。良いことばかりが書いてあって、歴史的に人事部は、色々やってきたけど、上手くいってない実績がある。今回のは日本を変えるんだよ、って説得力なし。

2021/11/15

外資系老舗IT企業に勤めていながらも、新卒入社の自分にはJob Description って長らく意識して来なかったのだが、大きな変革を会社が実行しようとした時に、これまでのポジションと求められているもののなにが違うのか？を考える機会があり自分なりに調べていたが、研修資料とかなんか味気ないものしか見当たらなくてしばらく放置していたが、たまたまこの本を見つけて手に取ってみたら、筆者の体験談もありなかなか良いなと思いました。
外資系IT企業は、採用のサイトにJDが載っているのが普通なんだけど、採用後にその職務がそこまで厳格に運用されているかは別の問題として存在するんじゃないかなとも。ただ、何も書かれていなくて、先輩や上司の発言だけが頼りだと心もとないし、求めているものが明文化される事は大事な事で、現場ではそこから逸脱したものが何かをちゃんと捕まえてJDに反映するとか新しいポジションを作るなどの対応が出来るのがスマートな会社な訳で。
筆者の岡本佳文氏は、この本で初めて名前を知ったが、野球が好きと言うところから選手としてでは無くサポートをする仕事で海外に挑戦した方と言う事が後半の章で語られている。

筆者が言うように、自分も年功序列や終身雇用が、日本の労働環境として現時点は弱みになっていると思うが、見方を変えると失業率の低さなど一定の貢献はしていると思う。嫌な人は外資系企業で働くなり海外でチャレンジすれば良いので、この様な本を学生時代に読む事で、視野が広くなるんじゃないかなと。また、働き初めて不満が募ってる若い社会人は、チャレンジあるのみかと。現状に不満があるのは、何かしらのエネルギーがある証拠。

ちなみに、本書はJDの書き方や読み方のノウハウ本では無くて一般常識的なものやマインドセットに重きが置かれているので、就職用のテクニックが知りたい方は別の書籍なりにあたった方が良いかと。